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【ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 札幌】プレビュー:攻撃力アップを狙う横浜FMと札幌、今季公式戦初白星はどちらの手に!?(12.04.04)

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なかなかトンネルから抜け出せないチーム同士の対戦となった。横浜F・マリノスは今季の公式戦でここまで2敗3分け、コンサドーレ札幌は4敗1分けと、それぞれ未勝利の状態が続いている。

先週末のリーグ戦での両チームのシュート数は、奇しくも同じ3本。その数字から、お互い攻撃面で課題を抱えていることは明白だ。
「サッカーはゴールを入れるスポーツ。勝つには点を取るしかない」(横浜FM・大黒将志)
「サッカーというものは点を取れないと勝てません」(札幌・石崎信弘監督)
答えは単純明快だが、容易なことではない。ましてリーグ戦から中3日の試合で、劇的な変化を期待するのは野暮だろう。ただ、両チームがそのためのプロセスをどのように描くかが、当ゲームの見どころだと言える。

横浜FMは、リーグ戦の前節、鹿島アントラーズ戦で、4−5−1のシステムに変更。中盤を厚くしたことで、それまでの数試合に比べて、リズムよくボールを回す時間が増えていた。ただし、大黒は、ストレートに物申す。「いくらポゼッションしても、点が入るわけではない」。ごもっともだ。最終的にゴールシーンに結実する、有機的なボール回しができなければ意味がない。戦力的には格下の札幌を相手に、ある程度、ポゼッション率が上がると予想される。だが、そのベクトルをゴールに向けるためには、トップ下の中村俊輔が振るうタクトがポイントになるのではないか。

札幌の今季これまでのチーム合計得点は、山本真希が記録した2得点のみ。その山本も先週の清水エスパルス戦で負傷退場しており、今回の復帰は微妙。現有戦力を考慮すると、ここ一番で「思い切って勝負したりとか裏を突いたりとかいうのも必要だと思う」(大島秀夫)。
良い見本は、リーグ戦3節で横浜FMを1−0で破ったサガン鳥栖だ。カウンターを仕掛けると味方ボールホルダーに対して、周囲の選手2、3人が一気呵成に走り込み、サポート。そのため前線の選手が孤立せず、攻撃に厚みを与えていた。札幌もそんな思い切りの良さが出てくれば、ゴールを呼び込めるはず。
また、ヤマザキナビスコカップの予選リーグ第1節で札幌は、直近のリーグ戦から11人全員を入れ替えるターンオーバー制を敷いて臨んでいる。石崎監督は、果たして今回も大胆な陣容を並べるのか、気になるところだ。

札幌と言えば、横浜FMが古巣の河合竜二、大島がいる。「2人とも、俺がプロ1年目の時からF・マリノスにいた先輩。試合や練習中ですごく勉強させてもらった。なので、自分が成長した姿を見せたい」と、うれしそうに話すのは兵藤慎剛。お互いの特徴はよく知ってだけに、彼らのプレーの駆け引きも堪能したい。

以上

2012.04.03 Reported by 小林智明(インサイド)
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