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【ヤマザキナビスコカップ 仙台 vs 鳥栖】プレビュー:ヤマザキナビスコカップで勢いを増したい両チーム。鳥栖のスピーディーな攻撃と仙台の強気のディフェンスが火花を散らす(12.04.04)

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「開幕から勝利を重ねてこられたのは自信になっています」。3月31日に行われたJ1第4節・C大阪戦終了後、赤嶺真吾は手ごたえを口にした。仙台は開幕から只今4連勝中。赤嶺の言うように、今季のチームの戦い方に自信をつけている。
ただし、4連勝はリーグ戦の話。仙台は3月20日のJリーグヤマザキナビスコカップ初戦となる浦和戦を0-1で落としていた。リーグ戦に向けて気を引き締め直す契機となったことは間違いないが、やはり予選リーグ突破に向けてリーグ戦同様の勢いを持ちたいところだ。赤嶺は冒頭のコメントに続いて「次のJリーグヤマザキナビスコカップでも勝利を重ねたい」と意欲を述べている。

4日に仙台と対戦する鳥栖は、カップ戦とリーグ戦がいい影響を与え合っているチームだ。3月20日のJリーグヤマザキナビスコカップ初戦で川崎Fに勝利したことにより、J1公式戦初勝利を記録。その後に続いたリーグ戦で横浜FMと神戸を相手に2連勝し、公式戦3連勝と勢いに乗っている。
J1を舞台に公式戦で仙台と鳥栖が初めて対戦するこの試合で、元仙台の木谷公亮、高橋義希、磯崎敬太という面々と元チームメイトの対決が実現することを楽しみにしていた人も多いだろう。だが、残念ながら彼らは負傷のために、ピッチ上での再会はリーグ戦に持ち越されそうだ。

鳥栖は負傷者が出たために選手のやり繰りに工夫が必要になってくるが、3月31日のJ1第4節では磯崎に替わって入った野田隆之介が鮮やかな先制点を決めたように、ニューヒーローが続々登場する流れができている。エースの豊田陽平や中盤の水沼宏太、金民友といった選手を中心に90分間ハードワークを続け、奪ったら直線的に前を目指す。仙台の誇る守備組織が整う前に、ボールを相手ゴール前まで運ぶことで、勝利を目指す。
仙台はホームで鳥栖を迎えるにあたり、「勢いがあって、全員にスピードがある」(手倉森誠監督)ことを特に警戒している。今季はこれまでより高い位置でのボール回しを目指しているだけに、速さでその裏を突かれることは避けたいところだ。J1第4節のC大阪戦では試合の流れに応じて上本大海・渡辺広大・鎌田次郎がセンターバックで組み合わせを変えつつC大阪の強力攻撃陣に対処した。内山俊彦も加えた先発候補には、誰がピッチに立ったとしても鳥栖のスピード感ある攻撃に対して最終ラインを極端に押し下げられたり裏を取られたりしないような、強気のディフェンスを期待したい。相手の速攻のスイッチが入る前にボールを奪えれば、逆に太田吉彰、関口訓充、武藤雄樹といったスピード自慢の攻撃陣の逆襲に繋げることができる。
スピード感ある攻撃でヤマザキナビスコカップでの結果を出し、続く週末のリーグ戦に向けてさらに勢いをつけたい両チーム。試合終盤まで、ボール奪取から相手ゴールに至るまでの速攻が見どころとなる試合になりそうだ。

以上
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