新潟とG大阪は1-1で引き分け、ともに開幕からの連敗は3で止まった。前半5分、新潟はアラン ミネイロがFKを直接決めて先制。前半22分にはG大阪のラフィーニャがPKを決めて追いついた。
新潟・黒崎久志監督、この試合が初采配となったG大阪・松波正信監督の言葉には、トンネルを半歩抜け出した安堵感が含まれていた。「意地のぶつかりあい。妥当な結果」(黒崎監督)、「勝点3に値する」(松波監督)。勝点3を譲らず、分け合った勝点1をポジティブにとらえた。
お互いが持ち味を発揮した。奪ってからの速攻でゴールに迫る新潟と、短いパスをつなぎながらチャンスをうかがうG大阪。新潟はFK、G大阪はPKと、得点はともに流れの中ではない形。それだけせめぎあった90分だった。
「勝点3を取らなければならなかった試合」。新潟のキャプテン本間勲は言う。一方で「こういう試合を続けていけば、良くなっていく」と手応えも話した。
前半5分、左サイドで仕掛けたアラン ミネイロが倒され、FK。それを直接決めた。その後もサイドで起点を作り、コーナーキックをゲットし続ける。だが、石川直樹のヘディングがポストに当たるなど、追加点をものにできなかった。後半はG大阪にポゼッションされながらも、ブロックを作ってしぶとく守った。「今までは、後半になると中盤と前線の間が空いて、ボールを拾われていた。今日はコンパクトにすることを意識していた」。第2節大宮戦、第3節名古屋戦と後半に失点して敗れた。その課題は修正されつつある。「ただ、決めるところは決めないと」。勝利をものにするための、次のテーマも受け止めた。
G大阪も手応えと課題の両方が見えた。前半は新潟の勢いに押され気味だったが、22分、今野泰幸のフィードに反応した藤春廣輝がペナルティーエリアで倒されてPK。これをラフィーニャが決めて同点にした。後半に入ると自分たちのリズムでボールを回し始める。後半19分から出場した横谷繁がタテの動きで流れを作る。「中盤ではボールが回っていたが、ツートップに絡む動きが少し遅かった」。松波監督は追加点を奪えなかった要因を分析した。同時に「最後まで点を取ろうという気持ちがあった」と選手たちの敢闘精神をたたえた。
下位に沈む同士の対戦だったが、試合の質そのものは高いものを示した。初勝利がかかる次節。この試合から得たものを生かせるかどうかにかかっている。
以上
2012.04.01 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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