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【J2:第5節 富山 vs 北九州】プレビュー:未勝利脱出へ!富山はアグレッシブな守りを得点につなげたい。北九州は今季初の連勝を狙う(12.03.25)

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今季初勝利を目指す富山と、ひと足先に未勝利を脱した北九州が対戦する。富山は前節・栃木戦を0−0で引き分け、守りの立て直しには成功した。この時の安定感を継続しつつ、得点を挙げて白星をつかみとりたい。

前節は「富山らしさを取り戻すこと」(安間貴義監督)がテーマだった。本来の連動したプレスディフェンスによって今季初めて無失点で乗り切り、当初の目的は達したといえる。MF西野誠、DF吉井直人をそれぞれ本職外の2列目とボランチに起用。前線の西野がファーストディフェンダーとなり、後続の選手が次々とチャレンジ&カバーを繰り返した。攻めから守り、守りから攻めへの切り替えも素早く、ボールがラインを割った時に陣形を整える動作もスピーディーだった。
攻撃面では決定機が少なく、見ていた人にはもの足りなさが残ったかもしれない。しかし、富山の守りは自らボールを奪いにいくアグレッシブさが持ち味。そこから攻めはスタートしていると言ってもよく、ボールを保持している敵を逆に押し込んでしまう場面は象徴的だ。前節の復調気配は必ず攻撃にも生きてくるはずだ。

北九州は前節、3連勝中だった水戸を1−0で下して今季初勝利を飾った。先発メンバーを6人も入れ替え、その1人でFWに起用された18歳のルーキー渡大生が後半6分に決勝点を挙げた。三浦泰年監督も攻守ともに及第点を与えており、チームは軌道に乗りつつあるようだ。昨季は8位に躍進。今季は目標「勝点82」を掲げてJ1昇格を狙う。
「ボールを動かしてポゼッションしながら、前に攻めようという意識も強い。池元(友樹)君のドリブルをはじめリズムチェンジもある」と安間監督は評する。かなり手ごわい相手とみているようだ。昨季の2戦はいずれも富山が1−2で敗れており、1戦目は終了直前の逆転負け、2戦目はPKとミスから失点して押し切られている。
昨年10月の対戦で北九州は、相手のプレッシャーを避けるため長いボールも交えて敵陣で起点をつくり、パスを回して厚みのある攻撃を繰り出した。木村祐志や安田晃大らの中盤が流動的に動き回る。富山はマークに追われるはずで、特に立ち上がりには細心の注意が必要になる。

富山はボールを奪った後のミスを減らし、相手陣でプレーする時間を増やしたい。左サイドで攻撃の起点になるMFソ・ヨンドクは「ボールを持つとみんなが動き出してくれる。実戦では練習ほどうまくいっていないが、得点パターンをつくっていきたい」と言う。MF西川優大は「高い位置でボールを回せるだけの練習はしている。チャンスをつくって、まわりの選手同士でゴール前のプレーを合わせていきたい。エリア内に繰り返し入っていく、枠に飛ばず、こぼれ球に詰めるなどの意識を高め、まず1点を取ってよい流れをつくりたい」と話した。

以上

2012.03.24 Reported by 赤壁逸朗
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