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【ヤマザキナビスコカップ 鳥栖 vs 川崎F】プレビュー:歴史あるヤマザキナビスコカップ11年ぶりの参戦で初勝利を狙う鳥栖。リーグ戦2連勝の川崎Fを迎え撃つ。(12.03.19)

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リーグ戦は1993年に始まった。それ以降、多くの感動と歴史を作り上げてきた。ヤマザキナビスコカップは、その前年の1992年に始まっている。リーグ戦よりも、歴史を持つカップ戦である。そして、その歴史あるヤマザキナビスコカップに、鳥栖は11年ぶりの参戦を果たすことになる。プレビューをお届けする前に、少しだけ鳥栖とヤマザキナビスコカップの関わりに触れておきたい。

鳥栖が、ヤマザキナビスコカップに初参戦したのは1997年のこと。2月に解散した鳥栖フューチャーズを引き継ぐ形でサガン鳥栖が生まれ、特例処置でJFLとヤマザキナビスコカップに参加できた経緯がある。1999年から2001年のヤマザキナビスコカップはJ1・J2の全クラブが参加したため当時J2だった鳥栖も参戦したのだが、J1クラブのみの参加となった2002年以降はヤマザキナビスコカップを戦うことができなかった。だが今年は堂々と、J1のクラブとして11年ぶりに参戦するのである。

鳥栖が参戦した4年間のヤマザキナビスコカップで12試合を戦い、勝利試合はまだない(2分10敗)。
しかし、当時のチーム事情と現在は異なっているので、そんなものは比較対象にはならない。全く違うチームとして、この大会に参加するのだ。昨季の激戦の中を勝ち抜いてJ2・2位という順位でJ1に昇格したチームである。主力の多くが残り、ユーティリティーな選手を補強し、チーム力は上がっている。リーグ開幕戦では、攻撃力のあるC大阪を無失点で抑えきった。第2節では、守備の意識が高い磐田に先制点をあげる攻撃力を見せた。何も怖れることはなく、川崎Fを堂々と迎え撃つことができるのである。

前線からFW豊田陽平と池田圭は積極的にボールを追い、相手にプレッシャーをかけ続けている。中盤もボールを追い込んでは人数をかけてボールを奪う。両サイドDFの磯崎敬太と丹羽竜平は常にインターセプトを狙い、センターバックのキム クナンと呂成海は、高さとスピードで相手を封じ込んでいる。もちろん、GK赤星拓が最後の砦としてゴールを守っている。この守備の意識の中から、奪ったボールを素早く前線に送りゴールを狙っている。

対する川崎Fは、リーグ戦を2勝0敗と上々のスタートを切っている。2試合とも、相手を上回るシュートを放ち完封。前半のうちに得点し、後半をシッカリと守りきる試合運びを見せている。
なかでも新加入のFWレナトの存在が光る。小柄だが、スピードあるドリブルと正確なキック力を武器に、相手DF陣を切り裂いていく。MF中村憲剛のパスとMF山瀬功治のスペースに飛び出す動きが攻撃に厚みを増している。FW小松塁の強さも忘れてはならない。守備でも、相手の攻撃の芽を摘むMF柴崎晃誠の存在が光っている。
川崎Fの攻撃にどれくらい鳥栖が耐えることができるのか…。この耐える時間が長くなればなるほど、川崎Fの焦りと鳥栖の勝機が増えるに違いない。
とはいえ、リーグ戦からは中2日で迎える一戦である。どんな選手起用で、どんな戦い方をしてくるのかは、両監督の胸の中にある。お互いに、勝機のある試合なのである。こうなったら、直接その目でスタジアムで確かめたくなる。キックオフは、20日(祝・火)16時である。

リーグ戦とは一味違う戦いを見ることができるカップ戦。
競技規則は同じだが、その試合の背景が異なるために、クラブによってはメンバーや戦術が変わってくる可能性もある。
それでも、負けて良い試合はない。
試合は勝つために行い、プレーはシュートを打つために…。
サッカーは、点を奪う競技である。

以上

2012.03.19 Reported by サカクラゲン
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