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【J2:第2節 北九州 vs 岡山】プレビュー:ともに今季初勝利を目指す1戦。北九州は守備の消極姿勢を修正できるか。(12.03.11)

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42試合のゲームの中には、いくつものメモリアルなゲームがある。開幕戦や最終戦、昇・降格を決する試合などは間違いなくメモリアルゲームだろう。そしてもちろん、この第2節も雌雄以外の意味を持つ試合となる。
Jリーグが1カ月にわたって中断することになった大震災から1年。被災地の傷はまだ癒えていない。しかし、僕らはテレビや新聞の報道だけでなく、サッカーに向き合うことで、大震災の被災地にも目を向けることができた。同じサッカーを愛する仲間が被災した現実は重かった。
サッカーは間違いなく九州と東北を繋いだ。
3.11――。スポーツの意味を問いかけ、思いを新たにする一日にもなるだろう。

さて、ゲームの話をしていこう。
北九州は前節で徳島と対戦。連動性の高い攻撃を展開し、あわせて17本のシュートを放ったものの、わずかなずれを修正できず1点どまり。1−2で惜敗した。1点を先制したあとの徳島が引き気味で、崩すのが容易ではなかったとも言えよう。試合を積み重ねることで昨季と同じように連動性はさらに高まっていくだろうが、可能ならば相手が引いてくる前に1点でも多く取っておきたい。このゲームで対戦する岡山も組織的な守備をしてくるだけに、勝点3を得るためには先制点は不可欠だ。

そうは言いながらも、北九州の目下の課題はディフェンス面。かたちを作れている攻撃に比べると、前節の守備陣は消極的。キャンプ中から挑戦している3バックのバランスは良く、ダブルボランチが空いているスペースを埋めることで「大きく崩されることはなかった」(新井涼平)が、局面で体を張ることができなかったことが2失点の要因になった。

今節の岡山は長身のFWチアゴが前線を張る。長身の外国籍選手に対してはDF宮本亨の出番。執拗なディフェンスで動きを封じる宮本とチアゴのマッチアップは楽しみだ。ただ、チアゴは足元の技術も高く、「ある程度入るのは仕方がないが、ボランチが戻って挟むなどしないと」と木村祐志が話すように、宮本だけでなく守備陣が連係してチアゴ対策をしなければならないだろう。もちろんチアゴ一人を抑えればいいというわけではなく、その供給源やチアゴの背後から出てくる選手のケアも大事になる。

岡山は前節は富山と1−1で引き分けたが、富山の猛攻を1点に抑えた試合でもあった。
攻守の切り替えが早く、とくに奪われたあとの守備の形成スピードは岡山の特徴といえるだろう。昨季も北九州戦は2勝0敗で、3−0の完封試合もあった。今節も高い守備意識を持ちながら、北九州の間隙を突いていきたい。

ところで、J2リーグは今節中にも通算1万ゴールを達成する可能性がある。北九州のFW池元友樹は「数字は特に意識していない。とにかくチームのためにゴールを決められればうれしい」としながらも、「1万ゴールという数字は、歴史のつまった数字。多くのみなさんの努力が重なった数字だ」とコメントしている。試合中に選手たちが特別な意識を持つことはないだろうが、見る側としてはゴール数をカウントしながら観戦するのも今節の楽しみの一つかもしれない。

以上


2012.03.10 Reported by 上田真之介
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