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【J2:第2節 松本 vs 山形】山形側プレビュー:向かう先は「前」! 攻撃を立て直し、次こそ今季初勝利をつかむ!(12.03.11)

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開幕は千葉に0-2。結果を出せず、内容的にも理想とは違うものだった。持っているものを出しきれなかった悔しさは残る。しかし、たった一度の敗戦で新チーム始動から取り組んできたものが失われたわけではなく、手放すこともない。「悔しい気持ちはみんな持っていると思いますが、悔やむことより次に向かうことが大事だと思います。次の山雅戦に向けて修正していければいい」(萬代宏樹)とすでに気持ちは切り替わっている。

チーム全体のミーティングでも、松本戦のスカウティング映像は選手たちに見せたものの、千葉戦の映像は使用されなかった。その理由を、奥野僚右監督が明かしている。「よくなかった原因を探る以上に、何ができたかを探す努力をさせるように持っていきたいなと思います」。昨シーズンまでは、失点シーンやミスにつながった場面を指揮官自らが編集した映像で抜き出し、どうすべきだったのかを逐一指摘していたが、そうした方法に代わり、新チームではこの1週間のトレーニングメニューのなかに修正箇所を落とし込むことにとどめている。実際の試合で自分たちの能力を存分に出せるように、そのためにもピッチ内で問題を解決できるように、開幕という境をまたいでも継続する一貫性がそこにはある。

今週は奪ったボールを大事にすること、攻撃で幅を使うことを意識したトレーニングに取り組んでいるが、前田和哉は「どれだけ試合で集中してスペースを埋めるか、相手を見るか。そこの判断は90分通じてやらなければいけない。それができたら攻撃に集中できると思います」と、センターバックなりの見解で攻撃のバックアップを誓う。ただし松本は強力な前線を擁している。特にエイジソンと木島徹也は豊富な活動量と縦への速さでゴールをめがけてくる。「今年は同数でも守らなくちゃいけない」(前田)と、山形には攻撃サッカーを実現するための守備の思惑があるが、J昇格後初のホームゲームというモチベーションの高い敵地スタジアムで、そのスピードとパワフルな突破力に的確に対処し続けることが、今季初勝利への最低限のミッションとなる。

2次、3次キャンプと開幕戦を終え、チームは約4週間ぶりに山形に戻った。積雪で心配されていた練習グラウンドも、サポーターや関係者の除雪作業のお陰でコート一面の使用が可能となった。試合2日前に行われた紅白戦では90m×52mと通常よりひと回り小さいコートとなったが、それを不満に思う者はいない。「自分の家に帰ってサッカーできることは精神的にも落ち着きますし、そういう生活のなかでサッカーができる環境にしてくれているというのはありがたいなと思います。雪かきは何回もやってくれたと聞いていますし」。練習場脇にうずたかく積まれた白い塊。これだけの除雪をするのにどれだけの労力が必要か、感覚ではなく体験として知っている秋葉勝は、こう続けた。「みんなの支えがあってサッカーをしているので、そのためにも結果としていい形で返せればなと思います」

今シーズンの山形が成長していくチームであることを、内容を伴った結果で証明する。

以上

2012.03.10 Reported by 佐藤円
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