J2通算10000ゴールまで、あとわずかに迫りました。J1通算10000ゴールを挙げた前田雅文選手(当時G大阪)が一躍名を売ったように、このメモリアルゴールを挙げる選手もクラブも大きく報道されることは間違いありません。
そのためにもまずはJリーグ初ゴールを狙いたい松本。中でも注目されるのはクラブ初のブラジリアンとなるFWのエイジソン選手ではないでしょうか。現在、松本サポーターの間で、その存在がちょっとしたブームとなっていますが、2次キャンプからクラブには帯同しており、加入は秒読みの段階となっていました。開幕直前の3月2日に加入が正式に発表され、東京Vとの開幕戦にもスタメン出場するなど、首脳陣からも大きな期待が寄せられています。
16歳でプロになり、パルメイラスやグレミオ・バルエリなどでもプレー、昨季はリオデジャネイロ州1部リーグのアメリカーノFCでプレーしてきたエイジソン選手の目標は、やはり海外のクラブで挑戦することでした。欧州はもちろん、日本のクラブも選択肢に入っていたと言います。「日本でプレーしていた選手にも話を聞き、『Jリーグは甘くないぞ』と言われてきた」との言葉通り、日本サッカーの早い動きや寄せの強さにはまだ違和感があるようですが、「今は60〜70%の状態。これからもっと良くなる。今季は15点以上取りたい」と頼もしい台詞も。チームメイトとのコミュニケーションを高めるために日本語の勉強はもちろん、カレーライス・ピザ・パスタ・刺身・焼肉・牛丼など、「好き嫌いなく何でも食べます」(通訳・西村律郎さん)とのことで日本文化にも果敢にチャレンジ中です。
最終的な目標は、欧州のビッグクラブで活躍すること。そう言えば、J2で大活躍を見せて、その後欧州でも大きく名を売ったストライカーがいました。
「フッキ(現FCポルト)がJ2でプレーしていたことは知っています。彼と同じ道を追いかけたい」
フッキが東京Vでプレーしていた頃、松本でリーグ公式戦(vs草津)が行われたことがあり、僕も観戦に行きましたが、その試合で2得点を挙げたフッキは当時から別次元にいる選手だったことを覚えています。しかし、まさかポルトガルリーグ得点王を獲り、ブラジル代表にまで選ばれるほど成長するとは想像もつきませんでした。J2リーグから欧州のビッグクラブへの道は、確かに繋がっているのです。そういった“前例”があるだけに、エイジソン選手の目が輝くのも当然です。
「松本をJ1に上げて、ビッグクラブでプレーしたい」
23歳の若きストライカーが狙うのは、自身にとってもクラブにとっても記念すべきJリーグ初ゴール。そしてその先は――。夢は果てしなく広がっていきます。
以上
2012.03.09 Reported by 多岐太宿
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