本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【AFCチャンピオンズリーグ2012 ブリスベン vs F東京】プレビュー:F東京がAリーグに金字塔を打ち立てたブリスベンロアと、思いを重ねた憧れの舞台で激突!(12.03.05)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
3月6日(火)AFCチャンピオンズリーグ2012 ブリスベン vs F東京(18:30KICK OFF/ブリスベン)
試合速報ホームゲームチケット情報
----------
ブリスベン・ロアーFCのチーム&注目選手紹介

F東京は、FUJI XEROX SUPER CUPの敗戦から一夜明け、4日に成田空港を出発した。オーストラリアのクインズランド州都ブリスベンには5日の朝に到着。早速、正午からの試合前日会見にはランコ・ポポヴィッチ監督と、DF森重真人が出席した。

3日の柏戦のベンチ入りメンバーからFWルーカス、MF梶山陽平が外れ、遠征メンバーには新たにFW林容平、DFチャン・ヒョンス、さらにはMF橋本拳人を加えた19人が帯同した。ポポヴィッチ監督は「彼ら(梶山、ルーカス)は90分間試合に出ているし、その中で少し足も痛めてしまった。ここに来られなかったことは残念だが、すぐにJ1リーグ開幕戦も控えている。その試合のことも考えなければいけない」と、メンバーの選考理由を語った。

「15から20選手の誰が出ても同じレベルのサッカーができるようにしたい」というポポヴィッチ監督は、既存のヒエラルキーをすべて撤廃し、キャンプからフラットな競争を続けさせてきた。新しくメンバーに入ったのが、すべて新加入選手(橋本は、昨季2種登録でトップチームに帯同)だったことからもその意図がうかがえる。普段から「調子のいい選手を使いたい」と言い続けてきた指揮官の宣言通りの抜擢となった。まず林と、橋本は、都城キャンプからコンディションを上げて新鮮な驚きを与えた存在だ。林は独特の得点感覚と、ポストワークを兼ね備える。橋本は中盤でのボール奪取力に優れ、中盤の主導権争いの武器にもなり得る。そして、期待のU−23韓国代表DFチャン・ヒョンスは代表活動で帯同が遅れていたが、すでに練習試合でも足元の技術や、高さと強さは実証済み。森重とのコンビを開幕前の実戦で試すにはいい機会でもある。監督は柏戦の前後に「今日のメンバーに入っていない選手が次の試合のピッチに立っているかもし れない」と話していただけに、このメンバー選考は興味深い。

対するブリスベン・ロアーFCは、昨季から今季に掛けて公式戦36戦無敗という記録を作るなど、圧倒的な強さで首位を独走してきた。だが、昨年12月4日のアウェイのシドニーFC戦に敗れて記録が途絶えてしまう。その後は5連敗を喫するなど、一時は勝ち星に恵まれない時期も続いていた。ただし、現在は建て直しに成功して佳境を迎えるAリーグでは2位につけている。攻撃の中心は、ドイツ人MFトマス・ブロイシュ。各ポジションにも屈強な選手が揃う。Aリーグには、古きよきイングランドの流れを汲むダイレクトプレーと、スピーディな展開のサッカーが今尚残っている。そこにブリスベン・ロアは、ショートパスを繋ぐモダンなスタイルを融合させて一石を投じた。技術レベルの高いブロイシュがチームのアクセントとなり、スキルフルなプレーはチームの流れを生む働きを担っている。
オーストラリアの雄を相手に、確認すべきは守備組織の進捗具合だ。前線からはめ込んでいくプレスと、奪われた後のトランジションはある程度機能するようになってきた。だが、その守備を剥がされた後のカウンターへの対応と、相手の攻撃をディレイさせる守備は、まだ不完全な部分を残している。攻撃に掛かった時のダイナミックさは、Jリーグでもなかなかお目にかかれない相手だけに、しっかりと対応して開幕スタートダッシュの足がかりにしたい。

この試合に臨む両者は、互いにACL初出場となる。今後、クラブの歴史を紡いでいく上でもこのアジア進出初戦は歴史的な価値を持つ。クラブとしてアジアと戦う。その夢には、多くの人の思いが重なっている。歴代監督や、歴代の選手、それを支えてきた人たちが多くの時間を費やしてこのACLのピッチまでたどり着いた。「FC東京のサッカーがアジアの舞台でどこまで通用するのか」。それが明日、明らかになる。

以上

2012.03.05 Reported by 馬場康平
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/25(木) 12:00 Jリーグ審判レポート(シンレポ!)ホイッスル #5「24‐25 競技規則改正 8月からこう変わる!」