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いよいよ2012シーズン開幕! 京都が今季、どんなサッカーを繰り広げるか、本当に楽しみだ。
「非常に緊張していますが、楽しみにもしています」。大木武監督は今週の練習後、そう口にした。始動からここまで、大いに手応えは感じているはずだが、「簡単な試合は一つもないです」(大木監督)と、厳しい試合の連続ということも重々承知している、ということなのだろう。
選手からは一様に「継続性」というキーワードが聞かれた。やはり昨季終盤の躍進からの継続、積上げ、磨き上げがキーになるということか。「新しいシーズン、どこのチームも(京都に)負けない様にとやってくると思いますので、それに負けない様にという気持ちで戦いたいです」とは工藤浩平。新キャプテンの中山博貴は「目の前の一試合一試合を考えて戦うだけ。それが結果(昇格)につながると思う。後から『こうすれば……』とならない様に毎日やっていきたい」と日々のトレーニングからの全力を誓う。
やろうとするサッカーをしっかりと掴み、全員で意識を共有し、日々鍛錬する。そうした土台は目に見えるくらい分厚くなっている。そこからどんなプレーで、観客に思いを伝えてくれるか、注目したい。
戦い方は昨季と変わらず、「ボールを中心にプレーし、常に主導権を握る」サッカーを志向する。秋本倫孝が「ショートカウンターを狙うチームが増えてくると思うから、相手の裏を狙える様にしないと」と話す様に、ロングボールで局面を変えることも京都の武器になっている。「パスサッカー」だけが京都の代名詞ではないということだ。
さらに言えば、素早い守備も京都の流れを作る大きな要因の一つ。ハイプレッシャーをかける密集サッカーに持ち込めば、判断スピードでは絶対的な自信を持つ京都。おもしろい展開が期待できる。攻撃と守備、これらが独立したものではなく、切れ目なく混ざり合う。そんなゲームを繰り広げられるか、京都サッカーの可能性にも注目したい。
先発メンバーは、昨季の天皇杯とほぼ同じだろう。センターバックにはバヤリッツァ、FWに久保裕也が入りそうだ。
昨季の開幕戦では、先発に入ることで何か達成感を感じていた様な選手がいたが、今季は全然違う。全員が目標を明確化し、そこに向かうために何が必要かを強く感じている。要は「勝利」を強く意識している、ということ。福村貴幸は「(意識は)全然違う。去年は何もわからず公式戦に向かったけれど、今年はそれ(試合に勝つこと)がどれだけ大切かわかっているつもりです」と心境を話す。
「自分たちのサッカーをやるだけ」。選手たちは口々にそう話す。そして、観る者としても観たいのは「京都のサッカー」だろう。開幕から「全力で京都のサッカー」だ。勝負にこだわる姿勢を是非、楽しみにしていただきたい。
以上
2012.03.03 Reported by 武田賢宗