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19日はキャンプの総仕上げとなる磐田とのプレシーズンマッチなので、鹿児島ふれあいスポーツランドでの練習は、この日で最後。午前と午後の2部構成で、明日の試合で先発出場する予定のグループと、それ以外のグループに分かれて、通常よりも軽めの負荷のメニューで行なわれた。午前は約75分間で、午後は、先発組がサッカーバレー等で軽く身体を動かす程度の50分間。サブ組はミニゲームなどを行なって70分弱。そして練習後は全員が丁寧にファンサービスを行なってホテルに戻り、明日の磐田戦に備えた。

そんな中で印象的だったのは、キャンプ前の静岡での練習と比べて、かなり雰囲気が明るくなっていること。選手たちの声もよく出て、笑顔も多く、良いムードで練習が行なわれていた。ゴトビ監督も「キャンプに来て良いことは、朝食も昼食もディナーも一緒に食べて、練習にも一緒に移動し、誰かとルームシェアをしながらチームの雰囲気を作っていけること。その中でハードワークしながら楽しい練習も取り入れて、みんなで一緒に楽しむことができたと思います」と語る。
新加入選手たちも、1月に比べれば格段にチームに馴染み、先輩たちとコミュニケーションをとれるようになり、表情もほぐれてきた。キャンプ効果は十分に表われていると言えそうだ。

これまでの練習の総括について、ゴトビ監督は次のように語った。
「雨も風も寒さも、雪までありましたが（笑）、天候以外の面はすべて完璧だったと思います。チームが成長し、集団として良いムードが作れています。守備と攻撃のバランスもとれてきましたが、まだゴール前の部分はもう少し改善していかなければいけません。また、鹿児島の人々には本当に感謝しています。彼らは素晴らしく歓迎してくれて、素晴らしい練習場も用意してくれました。ホテルもファンも完璧で、本当に感謝しています」

そして、19日はキャンプの仕上げとなる静岡ダービー。プレシーズンマッチでは通常は結果よりも内容重視だが、相手が昨年一度も勝てなかった磐田となると話は別。チームの自信を深めるためにも、「結果にこだわりたい」と言う選手は多い。地元、鹿児島出身の岩下敬輔は、明日の試合に向けてこう語った。
「去年はダービーで良い結果を残せていないので、プレシーズンマッチですけどしっかり勝ちたいなと思います。勝ち癖をつけて開幕を迎えたいですしね。それと、僕が小さい頃も鹿児島ではプロのサッカーを間近で見るという経験が少なかったし、僕らが真剣勝負でぶつかっているところを見てほしいですね。鹿児島出身の選手が頑張っている姿を見て、何かを感じてもらえたらうれしいです」

両チームのサポーターだけでなく、鹿児島のサッカーファンにもとても楽しみなダービーマッチになりそうだ。

以上
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2012シーズンキックオフ！
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日（土）13：35キックオフ／国立
柏レイソル vs FC東京

※同日開催　NEXT GENERATION MATCH
10：40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
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2012.02.19 Reported by 前島芳雄