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【キャンプレポート2012:東京V】2月18日(土):子どもたちは「夢」を、選手たちは「リフレッシュ」をもらったサッカースクール。(12.02.19)

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この日、サッカースクールを開催した東京V。ミニゲーム中、「いじられキャラ」として子供たちに大人気だった梶川諒太選手。

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キャンプも残り2日間となった18日、午前中は戦術や攻撃練習、シュート練習などをみっちりと行い、翌日の最終日に予定されている高知大学との練習試合へ向け、備えた。「ここまで順調にキャンプを送れてきているけれど、全ては明日の練習試合の結果次第です。きちんと良い内容で勝ってこそ、初めて充実感を得られると思います。気持ちよく終わって、満足した思いでキャンプを締めくくりたいです」と、小林祐希キャプテンは意気込みを語っていた。

午後は地元の小学校4年生を対象にしたサッカースクールに参加した。
全体的な指揮は秋田豊コーチが執り、非常に効率的に進められていった。開始を前に挨拶として川勝良一監督から一言があったが、子供たちはやや緊張気味で大人しい。そんな中「この中でヴェルディが好きな人、手を挙げて?」の問いかけに、「・・・・・・・」1人も手が挙がらず、思わず川勝監督も「1人もかっっ!? もうやめて帰ろっかなぁ。。。」と、ガックリ。それでも気を立て直し、「みんな、すごいリフティングの技とか、オーバーヘッドとか、ダイビングヘッドとか見たいでしょ?ここにいる選手たちは、それができる選手たちばかりです。みんなが頑張ったら、そういうのも見せてくれるかもしれないので、楽しく精一杯頑張って下さい」とエールを送り、スクールがスタートした。

まずは、4ヶ所のセクションに分けてのパート練習から始まった。阿部拓馬をリーダーとしたセクションではドリブル&テクニックを、小林祐希リーダーのところではパス&コントロール、ジョジマール リーダーはシュート、和田拓也リーダーは守備&1対1、というメニューが組まれ、時間で区切り、それぞれに移動して全メニューを行っていく。また、GKは別に集められ、GK独自のトレーニングが用意された。
その中で、想像以上にリーダーシップを発揮してくれていたのが阿部だった。子供たちを移動させる時から「はいこっち〜、ついてきて〜!」と、両手を挙げてテキパキと誘導していく姿は、堂に入ったものだった。「大学の授業でやったことがあったので、全然問題ありませんでした」。森勇介、小池純輝、梶川諒太らと共に笑い声の絶えないセクションを作り上げていた。

また、さすがだったが土肥洋一だ。「まだ何を教えても理解するのが難しいから、とにかく楽しんでもらえるように」(土肥)と、子供たちと明るく接し、上手く笑わせながら基本的な技術を教えていた。

こうして、ボールに触れ、選手たちとも直に接することで徐々に子どもたちの緊張もほぐれ、次のミニゲームではどんどん積極的にプレーする姿や笑い声があちこちから聞かれるようになった。

最後は、頑張った時の約束通り「凄いプレー」の披露タイム!子供たちからのリクエストも兼ね、リフティングのテクニックを阿部、中島翔哉(ユースから参加中)、オーバーヘッドシュートを南秀仁、PK対決では新井章太が技を披露し、プロとして子供たちに大きな夢を与えた。

一方の選手たちも、ハードなキャンプも大詰めを迎えあらゆる意味で疲労困憊な状態を抱えている中、短いとはいえ純粋にひたむきにサッカーに励む子供たちとの時間を楽しみ、リフレッシュされたようだ。

予定されていた2時間は充実し、あっという間に過ぎた。これに対し、秋田コーチは語る。「それが大事なんです。子どもたちにとっては、たぶん気付いたら終わっていたという感じだと思う。でもこれは、サッカーに対してだけじゃない。どんなことでも、限られた時間をいかに無駄にせず、テンポ良く進めて充実させることができるかが大事。そのために、準備をしっかりできるか。その場その場で起点が効くか、盛り上げることができるのか。それぞれの人間性も見えますよね」。

締めの挨拶では、再び川勝監督が登場し、「ぜひ、努力を続けて頑張れば、こんな選手にもなれる」と、土肥洋一、巻誠一郎、そして秋田コーチがW杯に出場した偉大な経験を持っていることを語り、その後に小林主将から「将来は、できれば東京ヴェルディのトップを目指して頑張ってもらいたいなと思います」とエールがあり、大盛況で終了を迎えた。

始まる前には“知名度ゼロ”だったかもしれないが、恐らくこの2時間で褒められたり、プレーを見てカッコイイと思ったりと、選手、そして東京ヴェルディを好きになった子供も決して少なくないように思う。仮に同じ質問をしても、もう同じ答えは返ってこないはずだ。
明日(19日)、同じ場所で練習試合が予定されているが、ぜひ今日参加した子供たちがまた観に来てくれることを願う。昨日楽しく接した選手たちがサッカーで真剣に勝負している姿を見たら、さらにその憧れは強まることだろう。

強いチームを作るため、自身のレベルアップのためにハードトレーニングをこなすという義務をしっかりとこなしているが、『子供たちに夢を与える』という、プロとして担っている大事な役割をもうひとつ果たし、明日、気持ちよく高知・春野キャンプ最終日を迎える。


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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京

※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】


2012.02.19 Reported by 上岡真里江
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