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町田ゼルビアはJ2に入会してから初の対外試合。アウェイ平塚に乗り込み、J2湘南ベルマーレとのトレーニングマッチに臨んだ。会場の馬入ふれあい公園は2千人が詰めかける盛況で、堤防の土手が「開幕を待ちきれないサポーター」で埋まった。
試合は「45分・30分・30分」の計105分、変則3本制で行われた。
町田は序盤から苦しい展開を強いられる。湘南は〔3-4-2-1〕の布陣でピッチを広く使い、速く効果的な攻撃を見せる。岩尾憲、永木亮太の両ボランチが、質の高いミドルパスで、古林将太、高山薫の両翼を生かしていた。湘南が10分、23分と立て続けにセットプレーから得点し、スコアを2-0とする。
町田の大ベテラン・戸田和幸は「最初は体が動いてなかったかもしれません」と振り返る。そして「サイドのプレスに“漏れ”があった」と悔いる。ただ町田は徐々に盛り返して32分に決定機を演出。勝又慶典、ディミッチの2トップが細かくボールを動かし、右MF北井佑季のドリブル突破からPKを獲得。勝又がこれを決め、2-1と追い上げて1本目の45分を終えた。
湘南は2本目に入るとメンバーを一気に9人も入れ替える。一方の町田は1本目と同じメンバーだった。町田は選手登録が23人で、そのうち4名がGK。今日は太田康介、薗田淳が負傷により大事を取って欠場したため、特にCBが手薄となっている。駒不足は最終ラインに練習生が起用され、田代真一と新加入のボランチ庄司悦大が3本目までフル出場するほどだった。
フレッシュな湘南は50分に2シャドーの一角に入った坂本紘司が追加点を挙げ、リードを2点と拡げる。その後も得点こそなかったが、危なげない試合運びで逃げ切った。
105分の合計スコアは1-3。アルディレス監督はそれでも「とても満足しています」とポジティブだった。町田の3失点のうち2点がセットプレーによるもの。「そこはまだトレーニングをしていません」と監督が語るとおり、チームが準備の途上にあることは否めない。町田より1週間早く始動した湘南に、若干のアドバンテージもあったろう。
アルディレス監督が試合後に語った課題は、攻守ともに「もう少し早くプレーする」こと。町田ゼルビアが「DFラインからしっかりつなぐ、パスを多用したサッカー」で結果を出すには、質の向上が必須だ。2月7日から始まる鹿児島・宮崎キャンプが、課題克服の場となる。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
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2012.02.06 Reported by 大島和人
J’s GOALニュース
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