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【キャンプレポート2012:北九州】1月29日(日)、30日(月):長崎県島原市でキャンプイン。「精度」の向上を目標に、初日からボールを使い集中したトレーニングを実践。(12.01.30)

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ギラヴァンツ北九州は1月29日にキャンプインした。長崎県島原市の市営陸上競技場を拠点に2月11日まで。練習試合も組み、2月5日に九州リーグの三菱重工長崎とJFLのV・ファーレン長崎、9日に大分、最終日の11日に山形ともゲームを行う。

本稿ではキャンプイン初日(29日)、2日目(30日)の練習のほか、島原市役所で行われた歓迎セレモニーと、キャンプイン前日の28日に北九州市小倉北区で開催されたキックオフフェスタについても簡単に触れたい。

1月29日。北九州は天候に恵まれた島原市営陸上競技場でキャンプイン。チームは早速、ボールを使った練習を行った。メニューはパスとダッシュの組み合わせや7対7のミニゲームなどで、ボールを使ったとはいえそれまでの練習に比べてやや簡単なメニュー。しかし狭いコートを使って選手の距離を短くしたミニゲームでは、局面を打開するアイデアも求められるなど、攻撃的でかつ考えるサッカーへの挑戦に変わりはない。激しくボールを奪い合う場面も散見され、集中した練習となった。

ただ、午後3時から開始したこともあって、気温が徐々に低下。三浦泰年監督によるとミニゲームは24分を予定していたがその3分の1で切り上げ、午後4時半には全体練習を終えた。しかし、三浦監督は練習時間が短くなったが「やる気を抑えるというのも大事」と話すなど、選手の集中ぶりに手応えを得ているようだった。キャンプについては「地道にしっかり努力をするだけ。サッカーだけに時間を費やす重要な時期であり、成果がどれだけ出るか、本城に足を運んで確認してほしい」と話し、キャンプ中の練習や、対戦相手の所属リーグが次第に上になっていくように配した練習試合を通じて「スピードやテクニックの精度」を高めていくとした。

練習後、テレビのインタビューに対応していたキャプテン・木村祐志選手は「寒くなっちゃいましたね」と話しながら引き上げてきた。木村は2年連続のキャプテンについては改めて「慣れすぎないようにしたい」と話したうえで、シーズンに向けては「去年以上に精度を上げたい。最後の崩しや後ろでもたついた部分があったので、減らしたい」と意気込んだ。

三浦監督や木村選手に限らず、他の選手たちも「精度」を何度も口にした。新加入選手たちも「ギラヴァンツが去年やったサッカーを理解し、したいと思って来ている」(三浦監督)だけに、三浦サッカーへの意識統一は昨年以上に進んでいるのは間違いない。そのなかで個人の技術や連携などで現状ではまだ課題はあることは否めないものの、北九州が勝点58から今季目標の82に引き上げるには、やはり、判断や個々のプレーの「精度」がカギとなる。集中してサッカーをやれるキャンプでどこまで高められるのか――高められなくとも、高めようという意識が上がるのか――、チームの努力に期待を寄せたい。

翌日の1月30日は、午前9時から島原市役所前で行われた歓迎セレモニーに臨んだ。
横田修一郎・島原市長は「優勝を目指してのキャンプをうれしく思う。今年も活躍をしてほしい。キャンプでは島原のおいしい水と食を堪能して」とあいさつ。三浦監督は「去年の躍進は島原から始まった。島原市は去年話していたトレーニングセンター(※人工芝グラウンド)が今年、完成するということで、実行力のある街。北九州も負けないようにプロのクラブとして努力しなければいけない」などと話したほか、「10月には和牛の祭典があるということなので、和牛が届くように期待しています」と述べて笑いを誘った。

その後、市営陸上競技場に移動して2日目の練習へ。この日は攻撃を中心としたメニュー。シュート練習や、狭いコートを使ったシュート中心の1対1、2対2などのゲーム、サイドで局面打開を図る練習などを行った。

練習後には選手の素顔が見える場面も。
ピッチサイドで池元友樹選手、関光博選手、木村祐志選手がストレッチを行っていると、そこに新加入の渡大生選手が遅れて合流。「なんでずっと観てたんだよー、遅いよ」という池元選手の言葉を皮切りに、北九州伝統?のいじりがスタート。渡選手の一挙手一投足にひとつひとつツッコミが入っていった。
渡選手がストレッチをしながら「っしゃー!」と言えば「なんで『っしゃあ〜!』なん? 自分に酔いしれてないー?」とつっこまれ、腹筋を「よしっ」と言いながら終えると、今度も「『よしっ』て言えば終わりと思っとるやろ」といじられていた。ただ渡選手もすでにいじられることに慣れてしまったのか「(腹筋のトレーニングを)修正しますっ」と言いながら笑顔でツッコミをかわしていた。

また、練習には平日にもかかわらずサポーターが見学に訪れていた。中には北九州名物の「かしわめし」を持参してきたサポーターも。この日も時折、強い風が吹いていたが、北九州のタオルマフラーを巻きながら選手たちを激励していた。

●キックオフフェスタにサポーターら500人が集う

北九州はキャンプイン前日の1月28日に、北九州市小倉北区の北九州メディアドームで「キックオフフェスタ」を開いた。三浦泰年監督らコーチ陣と選手のほとんどが参加。サポーターらも500人が詰めかけた。

冒頭で三浦監督が「昨年は温かい応援、力をいただいて、ある程度の躍進はできたと思います。今シーズンも力を与えてほしいです」と呼びかけた。
その後、選手はサポーターらと混じって借り物競走やジェスチャーゲームに挑戦。サイン会の会場にも行列ができていた。

また新加入選手のトークショーでは、司会を務めたスタジアムDJのTOM Gさんと下釜豊成さんが選手たちの素顔(?)を引き出した。ものまね芸人・原口あきまささんと誕生日が同じだという理由で、新井涼平選手にはものまねを無茶振り。新井選手は少し考えたあと、江頭2:50さんを真似て「おいっ!」と叫び、会場は笑いに包まれた。

大島康明選手や宮本亨選手、佐藤優也選手など「いじり屋」が多い北九州。その洗礼を浴びた選手も。「だいたいロッカールームにいると、いじられます」とは武田大選手。大島選手にいじられることが多いということで、「もうちょっと真剣に話をしたいですけどね」とこぼしていた。また、竹内涼選手は「キローラン兄弟がやたらいじってきます。年下なのに」と話し、すでにキローラン木鈴選手、キローラン菜入選手に伝染してしまった「いじり」に警戒していた。

フェスタの終盤では、盛り上げ役の宮本選手について三浦監督が「グラウンドでもアクティブになってくれればいいですがね。特に宮本とか」と話して、再び会場は大爆笑。終始笑いの絶えないイベントになった。

以上

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2012.01.30 Reported by 上田真之介
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