本日、カシマスタジアムにて鹿島アントラーズの新加入記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
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Q:まず、監督に質問です。今の気持ちをお聞かせ下さい。
●ジョルジーニョ監督(鹿島):
「まず、自分がここにいることを光栄に思っています。また、クラブの歴史のなかに自分の名を名を刻むことができました。今回初めて、元選手が監督となって指揮を執ることになります。その期待に応えられればと思います。現役のときには、鹿嶋市とともに良い歴史を刻むことができましたので、また新たな立場で同じような、あるいはそれ以上の結果を残すことができればと思います」
Q:古川コーチにお聞きします。指導者として戻ってきた印象をお聞かせ下さい。
●古川昌明コーチ(鹿島):
「尊敬するジョルジーニョ監督のもと、12年ぶりに鹿嶋の地に戻ってくれたことをすごく光栄に想っております。自分の持てる力のすべてをいかしてチームに貢献できるよう仕事をしていきたいと感じております」
Q:ジョエルトンコーチとアイルトンコーチに質問です。ジョルジーニョ監督に誘われた時の気持ちと鹿島アントラーズの印象をお願いします。
●アイルトンコーチ:
「僕自身も以前は日本でプレーしたことがあります。日本という国が好きでしたし、こうやって帰国というか、戻って来られて非常に嬉しいです。ジョルジーニョ監督に誘われて、僕は嬉しく思っています、彼が現役の時に多くのタイトルをもたらしたクラブに所属できることも嬉しく思います。いまは非常にスタートが待ち遠しいし、現役の時のように良い成果を達成できるのではないかと思いますし、我々にとっては新たな挑戦ではないかと思います」
●ジョエルトンコーチ:
「僕は日本には初めて来ます。アジアにはいろんな仕事で来たことはたことはあるのですが、こういう仕事で来るのは初めてですので、感動を覚えていますし、ワクワクしています。また、ジョルジーニョ監督とは長年タッグを組んでやっております。我々の仕事や指導法が良い成果に繋がれば、と思います」
Q:ジュニーニョ選手と岡本選手にお尋ねします。アントラーズというクラブの印象をお伝え下さい。
●ジュニーニョ選手:
「勝つチーム、優勝するチーム、という印象があります。今回、僕は加入するわけですが、伝統に相応しく、多くのタイトルを引き続きもたらすことができれば、と考えております」
●岡本英也選手:
「僕が小学校入った頃から、常に優勝に絡んでるチームでしたし、去年も試合をしてみて、個人能力が高いですし、選手の意識が常に上を向いているので、僕もそこにしっかりついていけるように頑張りたいと思います」
Q:その他のチームのブラジル人監督と対戦することについて、どうお考えですか?
●ジョルジーニョ監督:
「僕は現役の時から、ブラジルの選手や監督と対戦することがありましたから、そんなに難しいことと捉えていませんし、ごく当たり前のことではないかと思います。多くのブラジル人の選手や指導者がいるということは、日本のサッカーにとってなんらかの形で我々が貢献できているのだと思いますし、それぞれの立場で良い成果を出す努力をするだけだと感じています」
Q:最近のアントラーズと、監督が現役でプレーした時との違いが何かあればお願いします。
●ジョルジーニョ監督:
「当時と変わらないのはパスワークとボールのポゼッションです。昔から技術の高い選手がいて、組立てながら崩していく、というのが特長としてあったと思います。昨年は、相手のペナルティエリアまで侵入することはできましたし、チャンスも作ることはできましたけど、唯一、得点に結びつけるということができませんでした。ですから、ここにいる二人が加入し、加えて在籍する選手たちの決定力をあげる作業が必要になってくると思ってます」
Q:久々の日本、鹿島の印象をお願いします。
●ジョルジーニョ監督:
「嬉しく思っていますし、不思議な感覚もあります。現役で戦った古川さんや石井さんがコーチングスタッフとして一緒に仕事をすることになります。また、ここにいるアイルトンコーチもフラメンゴでは一緒にピッチに立った仲間でした。ただ、本当に鹿島に戻れたことは嬉しいことで、またサポーターに会えました。昨日もとても感動的な歓迎のされ方をしましたし、96年、98年には優勝することができましたけど、サポーターとともにいろんな喜びを分かちあうことができました。彼らも愛情、敬意というものを持って接してくれたことも覚えていますし、こうやって戻れたことは感じることが多いです」
Q:指導の哲学のようなものがあれば教えて下さい。
●ジョルジーニョ監督:
「それぞれの監督や指導者には、それぞれに好きな指導ややり方やシステムがあると思います。当然ながら、選手の状態、出場できる選手を見極めなければなりませんが、我々ブラジル人監督は4-4-2からのスタートになります。あとは選手の配置をいろいろな状況に合わせて変えることもあるかと思います。ただ、一番のベースというのはサッカーに対する情熱です。現役生活というのは10年、15年くらいの長さです。その長さの間、ただサッカー選手でいましたというのと、サッカー選手であり勝者であった、タイトルを多く獲ったというのは大きく変わってきます。僕自身はもう引退しましたし、古川さんもアイルトンも、もっと現役でいたかったとか、もっと現役の時にこういうことをしていれば、ということをいまでも思うことは多いです。いかに現役生活を密度の濃いものにするか、結果を多くして生きるということは大切なことであるので、今日の午前中にも選手たちに話しをしました。サッカーに対する情熱というのは、年齢を問わず熱く持たないといけない。僕は冷たく『僕は監督であなたは選手』というスタンスではなく、選手と共にいろんな日々を過ごしていければと思っています。選手のプロとしての部分だけでなく、個人としての部分、例えば家族とうまくいっているのか、父親や母親が病気になっていないのか、ということについても声をかけてやっていければ、と思っております。この鹿島アントラーズというのは、昔から"ファミリー"という言葉を常に掲げてきました。ファミリーというのは、ただクラブハウス内での出来事だけでなく、それ以外の部分でも関わることであって、互いに気を遣いながら、支え合いながらできれば、と思っています。ここにいるジュニーニョも34歳ですが、彼は貪欲ですし、しっかり結果を出したいという強い意志と意欲を持っていると思います。それは今年限りではなく、まだ数年、良い成果とその名をこのクラブに刻むと思います。それは徹底した自己管理ができている選手だからこそ、長く現役でプレーできるわけですし、良い手本になってくれればと思います」
Q:今季の具体的な目標は?
●ジョルジーニョ監督:
「まずアントラーズというのは日本のサッカー界で一番タイトルを獲っているクラブであって、そのベースのもとでやっていく以上、常に優勝というのは考えなくてはいけないし、意識しなくてはいけないことです。常にリーグのなかで主役でいる、2位・3位ではなく優勝することです。また、アントラーズのサポーターを含めて全員が望んでいるもう一つのタイトルがACLだと思います。ACLの出場枠を獲得するには優勝しなくてはなりません。優勝してその枠を獲得することで、ACLが見えてきます。伝統として、優勝しなくてはいけない使命はみんなが感じなくてはならないし、それを意識しなければなりません。目標というものを持っていなければ、目標を達成する気にはならないわけですから、まずはその意識から始まると思います。ここは男の世界です。男が自分の力を制限してしまえば、目標は達成できません。ですので、一人ひとりの意識、優勝するための意識を持って取り組めば成果は出ると思います」
Q:選手のお二人にも具体的な目標をお願いします。
●ジュニーニョ選手:
「僕は全大会で優勝することを考えています。クラブの伝統としても優勝することがずっとあるわけですから、自分自身は、日本で優勝を味わっていないので、何が何でも優勝したいという強い気持ちでおります」
●岡本英也選手:
「僕も優勝のことしか頭にないですし、その優勝に自分がどれだけ絡んでいけるか、というのを楽しみにしています」
Q:地元のファンやサポーターに一言お願いします。
●ジョルジーニョ監督:
「この町に帰って来られて嬉しく思っています。昨日も空港で、個人の応援歌を唄っていただいて非常に感動的でした。当時から、鹿島のサポーターあるいは鹿嶋市民の方々は、僕らを温かく、熱く応援してくれていました。スタジアムが満員になっていた時期もありましたし、また再びそうした光景を観ることができればと思っておりますし、また、強い後押し、90分のあの声援というのは、選手にとってはとても心強いものです。応援や声援を選手たちに送って、一つひとつの目標を達成する力になってくれれば、と思います。ツイッター経由で皆さんからもメッセージを受けたりしているので、期待が多きいことを日々実感しております」
Q:監督の印象をお願いします。
●ジュニーニョ選手:
「僕の加入が決まった後に監督の加入が決まりました。ただ、その前からブラジルのフィゲレンセで指導していた時のことを見ていましたし、素晴らしい指導者だなと思っていました。他でもいろんな方面から得た情報も、良い情報しか聞きませんでした。僕は34歳ですが、まだまだ彼から、あるいはスタッフから学ぶことが多いのではないかと思っています。また監督が言ったように、ピッチ内外で選手たちのことを気にしながら指導してくれる監督ですので、非常にやりやすいのではないかと思います」
●岡本英也選手:
「僕が小学校や幼稚園のころに現役でバリバリ活躍していたのは、その時はよくわからなかったですけど、後にスゴイ選手だったというのはわかりましたし、今こうやって一緒に同じ場所にいるのは不思議な感じです。あと、笑顔が素敵だな、と思いました」
以上
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2012シーズンキックオフ!
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3月3日(土)13:35キックオフ/国立
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