本日JFAハウスにてJリーグの臨時理事会が行われ、FC町田ゼルビアと松本山雅FCのJリーグ入会が承認されました。理事会終了後に行われた記者会見での、大東和美Jリーグチェアマンのコメントは以下の通りです。
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●大東和美Jリーグチェアマン:
「本日Jリーグ臨時理事会を開催致しました。審議事項につきましては2点ございます。まず1点目は2011シーズン終了後のJ2入会に関する件と、2点目は2011シーズン終了後のJ1・J2クラブの入れ替えについてです。
まず、2011シーズン終了後のJ2入会についてですが、次のクラブのJ2会員としての入会を協議しました。第13回日本フットボールリーグにおいて、FC町田ゼルビアが第3位、松本山雅FCが第4位となり、(入会の)基準を満たす4位以内の成績だったということで承認をしました。但し、FC町田ゼルビアについては、クラブライセンス制度における財務面のチェックにとどまらず、2012年度決算を必ず黒字にする事を入会承認に際する指導項目として通知しました。
2点目は、2011シーズン終了後のJ1・J2クラブの入れ替えについてです。J1からJ2への降格クラブは、今年のJ1リーグ戦16位のヴァンフォーレ甲府、17位のアビスパ福岡、18位のモンテディオ山形という事になります。また、J2からJ1への昇格クラブは、FC東京がJ2リーグ戦で優勝、それからサガン鳥栖が第2位、コンサドーレ札幌が第3位ということで、この3クラブがJ1リーグに昇格をするということになります。
但し鳥栖と札幌は、共に増資の実行と2012年度の事業計画の達成、また昇格承認に際してJリーグ事務局による増資の実行状況と月次の予算実績を確認することとする要件を付けています。財務状況の確認はクラブライセンス制度における財務チェックのほかに個別に実施するものとしています。以上です」
Q:松本山雅FCの入場者数は今年のJ2リーグの平均入場者数を上回っていますが、J2に入会するにあたってどのような点を期待しますか?
「松本山雅FCは4位以内という成績もさることながら、地元の熱心なファンが多いですし、観客動員も今年のJ2リーグの平均を上回っているということで私としてもそう言った面でも期待はしています」
Q:これでJ1・J2トータル40クラブになり、今後チーム評価と経営との両立が難しいクラブも出てくると思うが?松本山雅FCのように地方のクラブが存続するために必要な事は何だと考えますか?
「特にJ2リーグについては、経営規模であったり、入場者数と言った部分だったりで差がある部分がありますので、月並みな言葉にはなりますが、身の丈に合った経営を、ということになると思います。
松本山雅FCについては、今年の入場者数平均7700人のさらに上を目指してやってもらえればしっかりとした経営ができると思います。ただ、過去の経営を見ましても黒字体制でやっているので内容はいいと思っていますし、今後も引き締めてやってもらえれば問題ないと思っています」
Q:松本山雅FCについて具体的などのような内容が審議されたのでしょう?
「結論から言いますと満場一致で承認されました。私の方から申し上げましたのは、既に多くの地元の声援を受けているという事で、これからJリーグの舞台でも素晴らしいパフォーマンスを見せてもらいたいということと、今年については入場者数もJ2リーグの平均を上回っていますが、それに甘んじることなく、より地元の声援を受けられるよう頑張ってもらいたいと話しましたが、特に問題になる部分はありませんでした」
Q:松本山雅FCのJリーグ入会でどんな影響があると考えますか?
「ご存知の通り、これでJ2リーグは22クラブになります。多くのサポーターが応援してくれると思いますが、アウェイのサポーターが応援に来るという事もあると思いますし、経済的な効果も含めて活性されるのではないかと期待しています」
Q:FC町田ゼルビアの現在の財務状況について。
「11月に行われた理事会で順位以外の部分の審議を行った段階で指摘を受けましたが、現状、株式会社を立ち上げてから一度も黒字決算をしていません。増資によって債務超過を解消したと言うことがあるので、身の丈に合う経営をして欲しいということで付帯的な指導を付け加えていると言うことになります」
Q:経営問題があるなかでFC町田ゼルビアの入会にOKを出した理由は?
「もちろん色々な面で検証はしました。財務の面もありますが、経営者以下の話を聞いてしっかりやれるということ、また町田市からも応援して頂けるという話もありました。安心している訳ではありませんが、我々も指導をしながら色々な事をヒアリングしながら、2012年度の黒字化を目指して欲しいとはっきり申し上げました」
Q:これで2008年に目標として打ち出した「Jリーグ40クラブ」と言う目標を達成した事について。?
「これでひとつの目標を達成したわけですが、これで終わりというわけではありません。いままで共生してきましたが、これからは競争が生まれます。達成をして今はよかったと思っています。ただ、決して無理をしてあげるということではなくて、一定の基準を達成したクラブなので、今度あがってくるFC町田ゼルビアにしても松本山雅FCにしても、しっかり戦うと同時に頑張ってもらいたいと思っています」
Q:FC町田ゼルビアが入会することで、東京を本拠地とするクラブが3つと言う形になることについて。特筆すべき評価された点はありますか?
「ひとつに、町田市の行政が非常に熱心であるということと、東京に3つのクラブが共存する事になりますが、それぞれのホームタウンのエリアは区分けされていますし、それぞれの地域で活性化は出来ると思っています」
以上
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