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【2011 Jユースカップ準々決勝:広島vs札幌】試合後の監督、選手コメント(11.11.27)

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■2011 Jユースカップ 決勝トーナメント 準々決勝
11月27日(日)
広島 4-3 札幌/刈谷
得点者:13'中原彰吾(札幌)、47'末廣浩暉(広島)、73'近藤勝成(札幌)、82'脇本晃成(広島)、84'中川雄貴(札幌)、88'川辺駿(広島)、99'石坂元気(広島)
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●森山佳郎監督(広島):
Q:大逆転でしたが勝因は?
「リードされても諦めないで誰も下を向かずに、失点するとチームのパワーが落ちてしまいがちですが、誰も落とさずに。それも3回(先行される場面が)あったわけで、3回とも撥ね退けられた気持ちの力が勝因かなと思います。大したもんだと思いました。でも、まだ発展途上だし、満足はしていないので、また大きく成長していけるようにしていきたいです」

Q:前半なかなか自分たちのリズムでボールを回せなかった原因は?
「相手の切り替えも速いし、ブロックを作って真ん中を締めるのが早いのはわかっていて、サイドには振れたけど、なかなかそこから中に入っていけなかったかなと。
ただそれは想定内だったので、前半はゆさぶって少し動かしておいて、後半はもっと入っていけるだろうというのは頭の中にありました。前半の途中から、少しずつ打開策は見え始めて、そこにボールが入っていけば、真ん中もあるし両サイドもあるといううちの攻撃ができるので。今日は野津田がマークされて、活躍できないだろうなと思っていましたが、その分周りが頑張ってくれました」

Q:前半で2点目を取られなかったのは大きかったですね。
「それはすごく大きかったですね。2-0、3-0になってもおかしくない展開だったので。(札幌のカウンターは強烈でしたね?)そうですね。同数だったらやられる勢いがあったし、こっちも失い方が悪かったので。でも、うちはリスクを冒して攻めるチームなので、カウンターは食らいますが、その分チャンスも作れればいいかなと思っています」

Q:延長でリードしてからの守備の粘り強さも素晴らしかったですね。
「あそこで身体を張れるのがうちの良さなので。(そういう意味では、自分たちの持ち味は出せた試合だった?)そうですね。それを望んでいるわけではないんですが、試合展開もうちらしかったと思います(笑)」

Q:でも、頑張っていれば運も味方してくれると?
「そうですね。運を引き寄せるにもそれなりの努力が必要なので。そこに顔を出したり、そこに戻ったり、頑張って走ったり、集中力や予測とかいろんなものを働かせていれば、運も転がってくるのかなと思います」

●石坂元気選手(広島):
Q:大きい仕事(決勝点)をしましたね。
「うれしかったです。(当たりも)ドンピシャでした。(本当にイメージ通りのボールが来た?)そうですね。GK前から1人ニアに入って、その後ろに飛び込むというのを練習でもやっているので。あそこにガク(野津田)が良いボールを上げてくれたので、頭で合わせるだけでした」

Q:セットプレーはチームとしても武器ですか?
「はい、武器ですね。キッカーが右足、左足両方とも正確なキックを蹴れる選手がいて、セットプレーから点を取る回数は多いと思います」

Q:よくあきらめずに3度追いつきましたね。
「そうですね(笑)。負けている状況こそチームがひとつになって戦わないといけないし、このピッチに立てない人たちのためにも、誰かのためにという気持ちがみんな強かったから逆転できたと思います」

●脇本晃成選手(広島):
Q:すごい試合でしたが、勝因は?
「一言でいえば戦う気持ちというか、最後まであきらめない気持ちを持てたことが、勝利につながったのかなと思います。それと、出ている奴も出てない奴もみんなでひとつになった気持ちが、逆転する力になったと思います」

Q:前半からかなり速いカウンターに苦しめられてましたが?
「そうですね。今まで味わったことのないカウンターで、すごく速くてうまくてどうなるのかなと思いました。何回か決定機を作られても、有賀が頑張って止めてくれたし、運良く外れたりして、これはオレらにも(運が)あるのかなと思いました。
後半に巻き返せたのは、そういうところがあったのかなと思います。あとは、前半2点目を取られなかったのは大きかったと思います」

Q:後半にボールがよく回るようになったと思うのですが?
「僕らはいつも前半より後半のほうが良いのもあるし、札幌が受け身になって、僕らが行くしかないという感じでああなったのかなと思います」

Q:自身の得点シーンは?
「こぼれ球が自分のところに来たとき、空振りして転んでしまったんですが、そのボールを左足で押し込んだらコロコロと入ってくれました。みんなもたぶん誰が決めたかわかってなかったと思います(笑)」

Q:3年生にとって、この大会は特別な意味がありますか?
「そうですね。僕らは毎年、奇跡というかすごい戦いを見てきたので、その伝統を受け継いだというか、そういうのを見ているから、こういう最後まであきらめない気持ちが芯に入っているのかなと思います。その伝統を1,2年生に伝えるために、この大会が3年生にとっていちばん気持ちの入る大会だと思います」

●四方田修平監督(札幌):
「厳しい試合になることは予想していましたが、予想通りというか…なかなか整理しづらいですが…。
(前半は札幌のペースだったと思いますが?)ただ、うちとしてはもう少しプレッシャーをかけて、高い位置でボールを奪いたかったんですが、少し下がらなければいけない状況になってしまって。でも、そういう中でも大きく崩されることはなく何とかしのいでいる中、カウンターで大きいチャンスはたくさん作ることはできたんですが、そこでもう少し決めていれば。5,6本あったので、そこで決められなかったことも良くなかったのかなと思います」

Q:下げざるをえなかった状況というのは?
「相手が攻撃に人数を割いてくるということと、うちのゾーンの間に入ってくる選手をつぶしきれなかったというところで。あとは、球際やそういう部分であまり優位には進められなかったということで、押し込まれてしまいました」

Q:ミスから3-3に追いつかれて、延長戦は、選手の心理状態も難しかったのでは?
「精神的にはうまく切り替えてやっていたと思うんですが、2点目も4点目も相手のセットプレーなので、悔しいですね。注意はしていたし、最近はセットプレーでの失点が少なかったので。ただ、広島のキッカーの配球がすごく良かったなと感じました」

Q:広島の粘り強さは感じましたか?
「そうですね。球際のところや切り替えのところで、相当しぶといという印象を受けました。延長最後の、前が放ったシュートも入ったと思いましたが、相手が身を挺してふせいで、そのへんはさすがだと思いました」

Q:広島とはもう一度戦うチャンスが出てくる可能性がありますが?
「まだ2試合あるのでわからないですが、何とかプレミアリーグで雪辱したいです」

●永井晃輔選手(札幌):
「悔しいです。やる前から広島は切り替えの早さや攻撃にかける人数の多さ、運動量がすごいという話を聞いていましたが、自分たちも培ってきた切り替えの早さや奪った後の攻撃のつなぎの部分は自信を持ってやっていたので、そこでどう対向できるかと思っていました。
最初に先手をとって攻め込めたんですが、相手が前がかりになってきたときに我慢しきれなかったのかなと。それと自分たちのミスで、自分たちで苦しめてしまったかなというところはあります。本当に悔しさが残りますね」

Q:セットプレーで2失点というのも痛かった?
「そうですね。とくに4点目は代わった選手に入れられて、そのへんのマークのところも曖昧になっていたところがあったので。非常にもったいない失点で負けてしまって、悔しいです。でも、広島ともう一度やるチャンスは自分たちで作れるので、残り2戦、来週からのプレミアリーグで、埼玉の地で絶対に(広島を)倒そうとみんなも切り替えています」

以上

■2011 Jユースカップ決勝トーナメント 準決勝 試合予定
2011年12月23日(金・祝)キンチョウスタジアム
11:00 名古屋 vs 広島
14:00 清水 vs C大阪
※全試合入場無料

※J's GOALでも準決勝、決勝全試合のスコアボード速報を実施予定です。
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