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【J2:第35節 富山 vs 岡山】プレビュー:Jリーグ3年目クラブの対決。ともに目標の中位進出に向けて勝利が条件(11.11.13)

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11月13日(日)J2 第35節 富山 vs 岡山(16:00KICK OFF/富山チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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勝点で並ぶ16位の富山、17位の岡山の今季第2ラウンド。Jリーグ3年目の同期生はともに中位グループへの進出を目指している。達成の可能性を残してリーグ終盤を迎えており、ここは譲れない一戦だ。先月26日の前回対戦ではアグレッシブな攻防を展開して1−1で引き分けた。決着をつける90分に注目しよう。

富山が目標の13位を達成するためには勝ち続けなければならない。勝点45で並ぶ12位・湘南、13位・草津の残り4試合を2勝2敗と仮定し、同39の富山が4連勝してようやく追い付く計算だ。
前節の草津戦は差を縮める好機だったが0−0の引き分けに終わった。後半は圧倒していただけに悔しい結果だったが、安間貴義監督は「選手たちが勝ちたいという気持ちを出して戦った」と前向きに評価した。「いずれ目標ではなくノルマを課されるシーズンが来る。『なんとしても13位を達成するぞ』という気持ちで、それに近い経験を今からさせておきたい」というのが指揮官の考え。引き分けたが、勝利の前提としてプレッシャーの中でも積極的にプレーできたことに及第点を与えた。
監督は今回も「引き分けではなく勝たなければいけない」と選手たちに発破をかけている。FW平野甲斐は「プロとして(順位や勝点差といった)数字を意識しながら緊張感をもってプレーできるのはうれしいこと。シュートを決めるか外すかにはチームの命運がかかってくるので、勢いだけでやってきた今までとは違った難しさも感じている。(ゴール前での)最後の最後でもっと落ち着いてプレーできるようになりたい」と話す。選手個人そしてチームとして殻を破っていく姿をみせていきたい。

岡山戦後の16日には天皇杯で鹿島と対戦する。安間監督はヤマザキナビスコカップ王者への挑戦をリーグ戦へのモチベーションにもつなげようとしてきた。「今までやってきたことで鹿島と勝負しよう」と語り、持ち味である攻守の素早い切り替えを一層意識させるなど守備力の強化を図った。その成果が出て前節は11試合ぶりに無失点で守り切った。負けなしは今季最長の4試合に伸び、後半戦に限るとリーグ6位タイの勝点22(6勝4分5敗)を挙げている。勝って堂々と鹿島戦に向かいたい。

岡山は前節の岐阜戦で後半アディショナルタイムに失点して1−2で逆転負け。岐阜・MF押谷祐樹の鮮やかな2発に沈んだ。最近5試合は富山と同じ2勝2分1敗と好調なだけに、今節は勝って目標の中位進出へ望みをつなぎたい。
岡山には富山のサポーターも楽しみにするキャラクターがそろっている。前々節の横浜FC戦で約58mのヘディングシュートを決めたDF植田龍仁朗は前節が出場停止だったため快挙後初の登場になる。前回対戦でプロ初ゴールを決めた18歳のFW石原崇兆が出場停止だが、ワントップの候補にはYKK APでプレーした岸田裕樹や東大卒のルーキー久木田紳吾、前節に7試合ぶりに復帰したチーム得点王(8点)のチアゴが控えている。
富山が警戒するのは、2列目の妹尾隆佑、金民均の仕掛けと走り込み、攻撃の起点となるDFストヤノフからのフィード。前回対戦では自らのミスでピンチを招く場面が多かったため、同じ轍を踏むわけにはいかない。

両チームはフォーメーションが同じ[3-4-2-1]。ともにハードワークが要求される戦術に果敢に挑戦してきた。その意地をかけた勝負としても興味深い。組み合うと各局面で選手が対峙するため、ボール争奪戦は激しくなる。奪うと縦にスピーディーな攻撃を繰り出すのも両者の特長で、目の離せないハイテンポなゲームが期待できる。
半面、前線が流動的に走り回るとギャップが生まれやすく、ウイングバックも守りに回らざるをえなくなって、押し込む・押し込まれる時間が長くなる傾向があるという。岡山が他の3バックのチームと同じで割り切って5バックで守ることが多いのに対し、富山は引かずに前々で相手をつぶす[3-3-3-1]で鍛錬した独自のやり方を続けている。富山は今季、3バック同士の大分、京都との対戦でも負けがなく、今回も自らの優位性を示したい。

以上


2011.11.12 Reported by 赤壁逸朗
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