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【J2:第32節 湘南 vs 岐阜】プレビュー:過酷な連戦5番勝負3本目。中2日の対戦を制するのは湘南か、岐阜か。(11.10.21)

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10月22日(土)J2 第32節 湘南 vs 岐阜(14:00KICK OFF/平塚チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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息苦しさを覚えるような、両者の激しい攻防だった。ホームチームの寄せは速い。対して湘南も球際で譲らず、次第にペースを手繰り寄せていく。ポゼッションを高め、ゴールを目指し、シュートは相手の倍以上となる17本を築いた。だが時に外れ、時に阻まれ、そのいずれもゴールネットを揺らすことはなかった。90分を文字通り駆け抜けた一戦は、結果、スコアレスドローで幕を閉じた。

湘南が前節臨んだこの北九州戦のようにシュートが最後まで報われないこともあれば、9月の終わりに行なわれたホーム富山戦のように、10本のシュートで2ゴールを挙げ、勝利を手にすることもある。フィニッシュが必ずしも得点に比例するわけではない。ただどれほどゴールが遠くとも、もしかしたら次の1本に星が落ちているかもしれない。アディショナルタイムにドラマが生まれるか否かは、そのもう1本を撃てるかどうかに懸かっているといえるかもしれない。であればドラマは、待たれるものではなく自ら掴み取るべきものだろう。湘南はその1本を掴み取りに行った。そのために最後まで駆け抜けた。結果はともかくとして。

高山薫は振り返っている。「勝ちたかったけど、終わったことをクヨクヨしてもしょうがない。連戦だし、いまは次に目を向けることが大事だと思う。反省を活かして戦いたい」。前節の結果は動かない。それでも最後まで求め、駆け抜けることに、湘南がある。

連戦5番勝負の3本目は、中2日で岐阜を迎える。長良川で行なわれた前回対戦は、湘南が1−0で取った。だが、「下位のチームだとは思わなかった」と高山が印象を語るとおり、岐阜のとりわけ攻撃に転じた際の推進力は逞しい。カウンターは鋭く、嶋田正吾をはじめ、絶やさぬ運動量をゴールに向ける。リーグ戦ここ3試合は、結果こそ1勝2敗ながら複数得点も重ねている。

アウェイ連戦となる彼らも、またホームで迎え撃つ湘南も、できるかぎりコンディションを整えて今節に臨みたい。ただ、遠藤航はこうも語っている。「連戦は技術どうこうよりも、いかに気持ちでまさるか。受け身にならず、積極的にアグレッシブにゴールを目指せば勝利に繋がると思う」。選手会長の山口貴弘も、「絶対に走り負けない。そこは気持ち。勝つサッカーをするだけです」と、連戦に対する不安の声を一蹴した。

湘南はリーグ戦の直近3試合で、シュートを18本、20本、17本と毎試合のように数多く重ねている。すべてが勝点に結ばれているわけではないにせよ、「状態はチームとして悪くないと思う」と田原豊が口にしたように、攻撃のリズムとゴールに対する意欲は数字に示されている。そのうえで、田原は続ける。「シュートは撃てている。でも結果として残さないと。あとは勝点3に結ぶだけ。相手がどこであれ、勝点3を取るサッカーをしたい」。こと岐阜戦においては、不用意にボールを失い速攻を食らわぬためにも、これまでと同様に極力シュートで攻撃を終えたい。付け加えるなら、3得点で快勝した前々節の栃木戦のように、ゴールに繋がる積極的なディフェンスを実現したい。

あるとき、反町康治監督は語っている。「ただポゼッションしているだけでは意味がない。大事なのは、スピーディーに迫力をもってゴールに向かうことだ」。この週末は天候が危ぶまれている。だがどんなに風雨にさらされようとも、目指すべき視界は開けているはずだ。

以上

2011.10.21 Reported by 隈元大吾
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