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【J2:第32節 東京V vs 富山】プレビュー:下位チーム相手に取りこぼしは絶対に許されない東京V。富山はクラブ目標13位達成のためにも、前回対戦大敗の雪辱を果たしたい。(11.10.21)

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10月22日(土)J2 第32節 東京V vs 富山(17:00KICK OFF/味スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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中2日という厳しい日程で迎えるため、東京Vも富山も前の試合から大きな修正は難しいだろう。まずはコンディション回復が1つの鍵となりそうだ。その意味では、東京Vにとっては、2戦ともホームでできるアドバンテージは大きいと言えよう。ただ、川勝良一監督は前節の会見でも「コンディション的にキツいなら使わない。モチベーションを探せないなら外す。ゲーム中前半でもルーズなプレーをしたら交代させる。言い訳はいちいち考慮しない、と選手にも話をしました」と語っている通り、日頃から「たとえケガをしていようが、プロとして自分が『試合に出る』と言った以上は責任を持って全力でプレーしろ」と話しており、今節もピッチに立つのは“ペストパフォーマンス”を誓った、戦える選手たちである。

7位という順位的にも『残り8試合全勝』を昇格のデッドラインに掲げている東京Vにとっては、当然この試合も「勝利」あるのみである。それには、「本当に勝点3を全勝で取りに行くっていう目的をみんなが持っていない限り勝てないと思う」と、指揮官があえて厳しく“忍耐力”をテーマに課した前節、前半の早い時間で先制し、逆に攻撃的に出てきた徳島の猛攻に押し込まれる時間帯が続く中、GK柴崎貴広、DF土屋征夫、富澤清太郎の両センターバックを中心に体を張って凌ぎ切り、4位徳島から勝点3を挙げたことは、非常に大きな価値があった。
スタイルとし続けているポゼッション率高いパスサッカーを展開させてもらえない時、どのように戦い、勝点を得ていくのか。今後のJ1昇格戦線に割って入るため、そしてその後、J1でも勝てるチームになるための選択肢の一つを身につけたと言えよう。

ただ、今節の相手は18位の富山である。自分たちよりも下位にいるチームとの対戦だけに、この試合は『勝負強さ』にこだわりたい。前々節・水戸戦で同点に持ち込まれた失敗などからも、川勝監督は「良いチームだけど勝負弱いとかだったら全然意味がない」と語っている。まずは立ち上がりから自分たちのスタイルで入り、先に点を奪う“勝負強さ”。さらに主導権を握りながらゲームを展開し、押し込む時間帯をできるだけ長くし、決定機を多数作ってきっちりと加点する“勝負強さ”。そして、最大のポイントは、無駄な失点をせず勝利という結果を勝ちとる“勝負強さ”だろう。土屋が常々語っているが、「どんなに力の差のある強い相手とのゲームでも、90分間の中で少なくとも1回は自分たちの流れの時間帯がくる」という。逆にいえば、どんな試合でもピンチの時間帯が必ず訪れるということだろう。その、耐えなければいけない時間帯をどうしっかり乗りきるか。切り替えのスピード、球際やセカンドボールへの反応、1対1の局面、ポジショニングなど、勝負を分ける大事な部分を最後まで緩めることなく90分間きっちりやりきることの追求こそが、J1仕様のチームへのテーマではないだろうか。
悲願達成のためにも、勝点の取りこぼしだけは絶対に許されない。

今節は、センターバックの富澤清太郎が出場停止となる。そこで注目したいのが高橋祥平だ。普通に考えれば、富澤の位置に入り土屋と組むことが予想できるのだが、高橋は前節はボランチとして先発フル出場しており、彼のパフォーマンスも含め指揮官がいかに考えているか。高橋自身は「(ボランチは)ずっと360度見ていなきゃいけないからやっぱり疲れるけど、楽しいです。それに、いろいろなポジションができることは、僕にとってもすごくプラスです。どこで使われるかわかりませんが、使ってもらったところで求められる役割をしっかりとこなしたい」と、どの位置でも意欲満点。成長著しく、充実ぶりが溢れている五輪代表候補のプレーに期待したい。

富山にとっては、移動込みの中2日はやはりハードと言わざるをえない。さらに現在2連敗中であり、前節は現在2位の鳥栖を相手に0−3の完敗。安間貴義監督は試合後、「力の差は正直言って感じた」とも語り、選手たちのメンタルダメージも小さくはないはずだ。コンディションとともにその精神的な回復にも努めなければならない。しかし、一方で指揮官は「はっきりとした負けなので気持ちは切り替えやすい」ともコメントしている。3日間ですっかり気持ちの切り替えができるかもポイントかもしれない。

また、ここ数試合を振り返ると、7試合連続の失点が気になるところだ。特に6月19日の前回対戦では、東京Vに1−5で大敗を喫しているだけに、同じ轍を踏まないためにも、守備陣の奮闘に期待したい。
しかし、今節は3バックの一角を担う池端陽介が出場停止と、富山にとってはさらに厳しい状況が続く。その中でどのような策を立てるか、注目してみたい。
ただ、安間監督は「東京Vも格上の相手。(鳥栖戦と)同じくうちらしく挑んでいきたい」と話している。“ウチらしく”とは、「トライしながら修正することを目指している。続けることで少しでも多くチャンスを作り、得点できるようにしたい。1人でできないならば人数をかけることでトライしたい」(安間監督)ということ。13位というクラブ目標達成のためにも、新戦力が経験を積むなど、前節得たような収穫を、今節も全力で戦い抜く中から手に入れたい。

以上

2011.10.21 Reported by 上岡真里江
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