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【J1:第30節 仙台 vs 川崎F】プレビュー:苦い経験から得た「しぶとさ」が問われる一戦。速攻に食らいつけ!(11.10.21)

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10月22日(土)J1 第30節 仙台 vs 川崎F(14:00KICK OFF/ユアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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今季この2チームが最初に激突した第7節、あの2011年4月23日の等々力での光景は、日本サッカー史に長く語り継がれるものだろう。東日本大震災によるリーグ戦中断からの再開初戦となるこの一戦は、長い関東キャンプを経て新しいスタートの第一歩を踏み出した仙台、そして「Mind-1 ニッポン プロジェクト」のもと仙台を迎え真正面から勝負した川崎F、両者の気迫が大雨の中でぶつかり合った好勝負だった。川崎Fが見事な連係から抜け出した田中裕介のゴールで先制すれば、仙台は太田吉彰が足をつりながら執念で同点ゴールを決め、終盤に鎌田次郎のヘディングシュートで逆転。展開も劇的だった。

あれからほぼ半年。両チームの現在の順位には違いがあるが、等々力の一戦を経て調子を上げ、夏場には両者とも苦しみを味わった。仙台は9試合連続で勝てない時期を経験し、川崎Fは8連敗を喫した。そしてどちらも苦い経験を生かし、この終盤戦で自分達のスタイルを確立しようと努力し続けている。

この約6ヶ月で、チームは何が変わったのだろう。練習帰りの梁勇基に聞いてみた。
「結果が出ていることもあって、チームとして自信を持つことができていると感じています。うまくいかない展開でもメリハリのついた戦い方ができているように、良い意味での余裕がある感じです」。
仙台は再開初戦の勝利で得た勢いと、もともと武器としていた堅守速攻の強化で、序盤戦に勝ち星を積み重ねた。しかしその後に勝点が伸び悩む。この時期の反省から、リアクションのみならず、時に高い位置でのボール回しなど、アクションの起こしどころも状況に応じて見極めることができるように、チームとしての意思統一を進めてきた。その成果が現在の6連勝という成績にも表れている。

この自信を胸に臨む一戦。「川崎Fのスピード感ある攻撃には警戒が必要。勢いづかせると厄介」と警戒する仙台・手倉森誠監督は、相手の脅威を認めた上で、隙を作らない守備からいかにスピーディーなカウンター攻撃でお返しをするか、策を練っている。特に前節・福岡戦で2得点1アシストと大暴れした松下年宏を筆頭に、ドリブラー関口訓充、そしてカウンターの着火役の梁といった中盤の面々をどのタイミングで起用するか。「明日まで悩みます」という選手起用に注目だ。

一方、梁が「点をなかなか取れていないけれど、毎試合決定機を作っている怖さがある」と警戒する川崎Fは、前節の新潟戦で主導権を握りながらカウンター2発に沈んだように、速攻への対処がまずは課題となる。田坂祐介が出場停止から戻ってくる中盤の構成も注目点だが、仙台のカウンターに対して防波堤となる最終ラインの構成が相馬直樹監督の腕の見せ所だ。田中裕介が出場停止明けとなる一方で、井川祐輔が出場停止、實藤友紀が負傷という出入りがある。ジュニーニョや矢島卓郎、小林悠といった速攻に対応できる前線はそろっているだけに、カウンターの屋台骨となる守備からうまく攻撃につなげて、J1最少失点の仙台の守備組織に挑みたいところだ。

これらのチーム事情から、両方ともしぶとい守りから速攻をうかがう形がメインとなりそうだ。夏場の苦しい時期から瓦解せずにしぶとく立ち直ってきた両チームが、これまたしぶとく互いの速攻に食らいついて決定機を止めることができるか。それがこの試合最大の見どころになる。
「しぶとい、手強い、そして賢いサッカーを、ホームで表現したい」とは手倉森監督。両チームのしぶとさが好ゲームを演出することに期待したい。

以上

2011.10.21 Reported by 板垣晴朗
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