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【J1:第30節 山形 vs G大阪】プレビュー:残留争いの山形と優勝争いのG大阪、それぞれのプレッシャーに打ち克ち、勝点3を手にするのはどちらか?(11.10.21)

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10月22日(土)J1 第30節 山形 vs G大阪(14:00KICK OFF/NDスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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ホームの山形は残留を争う17位、アウェイのG大阪は優勝を争う2位。プレッシャーの質は違っても、それぞれにとって大事な試合であり、勝たなければならない試合でもある。

山形は前節、アウェイで柏戦を戦い、0-1と敗戦。勝点は21にとどまり、残留ボーダーの15位に浮上した甲府との勝点差は「9」に開いた。今節での降格確定こそないが、目標が残留である以上、残る5試合で勝点15をもぎ取る必要がある。クラブでもこの一戦を「山形県民応援デー」に設定し、入場料各種を通常より1000円割り引いたうえ、県内を中心に大小さまざまなPRを続けてきた。これまで経験したことのない追いつめられた状況で、この大一番を迎えることとなった。

メンバー構成では、前節は負傷で出場を回避した石川竜也、山崎雅人、前節で負傷交代した小林亮も今週のトレーニングでは合流している。ただし、出場すればチームの質を高めてくれる石川、山崎に関しては90分プレーできるかどうかを慎重に見極める必要がありそうで、小林伸二監督も最後まで頭を悩ませそうだ。古巣との対戦を楽しみにしているはずの山崎も「自分が無理してやれば周りに迷惑かける。自分は経験を積んでるつもりなので、やりたいだけの気持ちでやらへんようにはしてます」と大人の対応。ただ、「みんなが運動量という意味で一皮むければ、ゴールには迫れると思う」と、出場すれば全力を出しきる覚悟だ。

G大阪は10月2日から3大会にまたがる5連戦を終え、今節は前節に続きアウェイ戦となるものの、久しぶりに1週間の猶予が訪れた。ただし、心が休まる時期はしばらく訪れそうにない。前節は名古屋に一時は追いついたが、後半の3失点で1-4で敗れた。その名古屋に勝点1差まで迫られ、柏には首位の座を明け渡している。「まったく自分たちの思惑というか、狙いというか、プラン通りにゲームが走らなかった」と西野朗監督も主導権を握りきれないゲームに忸怩たる思いをし、思わぬ点差となったこともショックを大きくしている。リーグ戦では優勝争いの常連とは言え、小林伸二監督が率いていたC大阪を2位から逆転しての05年が、ここまで唯一の戴冠となっている。クラブの新しいぺージを開くために、何よりも欲しいタイトルだろう。

現在、加地亮が負傷離脱中であることに加え、遠藤保仁やイ グノなど今月、各国代表に招集された選手も含めたコンディションは気になるところだが、絶対的な存在である遠藤は扁桃炎で欠場の模様。それでも勝ち続けなければ置き去りにされてしまうのが優勝争いだが、逆にこうした状況で手にする勝点3は歯車を大きく回すものになる。

前回対戦は今季3試合目の第8節。山形は失い方が悪いことから、手薄なバックラインをアドリアーノ、イ グノの2トップにスピードとパワーで押し切られて2失点。後半には右サイドを活性化させ、佐藤健太郎と宮本卓也のゴールで追いついたが、終盤に失点した。

リーグ戦のここ2試合はラインを大幅に引き、スペースの管理を徹底して安定した守備を見せている山形だが、今節の守備の大きなポイントとしては、中を閉じて引き続きバイタルのスペースを埋めることと、前線の2トップをスピードに乗せたまま決定的な仕事をさせないこと。そのためにも早い帰陣が重要だが、狙うのが勝利である以上、自陣に閉じこもってばかりいるわけにもいかない。どこかでリスクを冒す必要がある。ボランチの佐藤は「しっかり見てパスを出すという判断をその瞬間瞬間でできればいいですけど、ボールを失う回数が多いと、安全にゆっくりやろうという選択肢になってしまう。ここという場面では勇気をもって入れたい」と話す。

大まかに言えば、サイド攻撃の山形と中央突破のG大阪という構図があり、中央を閉じる山形の守備と、ボールサイドで畳み掛けるG大阪の守備は、それぞれが相手の攻撃に真っ向から対抗するものだ。そうした「守備の長所 vs 攻撃の長所」の構図でどちらが突き破るか、破らせないかという丁々発止の展開は見どころだ。しかし、山形はいかに中央にボールを通せるか、G大阪はいかにサイドから切り崩してクロスを上げるかといった、相手の守備の長所を外した展開も得点につながりやすく、それぞれのメインの攻撃を効果的にもする。求められるのは、正確な状況判断とプレー精度。それを大きなプレッシャーのなかでやり遂げたときに得られるものが勝点3だ。

以上

石川竜也選手(山形)「G大阪戦へのスペシャルインタビュー」はこちら!

2011.10.21 Reported by 佐藤円
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