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【J2:第6節 大分 vs 愛媛】レポート:“自分たちのサッカー”を貫いた大分が価値ある勝点3をゲット!(11.10.20)

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10月19日(水) 2011 J2リーグ戦 第6節
大分 2 - 1 愛媛 (19:05/大銀ド/4,859人)
得点者:38' 内田健太(愛媛)、50' 三平和司(大分)、77' 森島康仁(大分)
スカパー!再放送 Ch180 10/20(木)後09:00〜
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リーグ戦5試合、勝利から遠ざかっているチーム同士の対戦は、互いに守備の意識が高く、序盤から試合はこう着した。というのも、大分は前線に6試合の出場停止が解けた前田俊介、両ウィングバックに藤川祐司、イ ドンミョンの3人を、愛媛は前節に得点した福田健二をはじめセンターラインの選手4人を入れ替え、フレッシュな選手を起用。互いに運動量が多く、ボールホルダーへのチェックも早く、シュートで終われるシーンが少なかった。また、愛媛は大分のサイド攻撃を警戒し、3バックにシステムを変更したことにより、互いにギャップを作れず、決定機をつくり出せない状況が続いた。

しかし、だからこそ、1点の重みがある。愛媛は38分に右の東浩史のドリブルを起点に、高杉亮太のクロスを内田健太が頭で合わせ先制する。「中盤の枚数を増やすために後ろを3枚にした」(バルバリッチ監督)ことで、両ワイドの選手が高い位置でプレーできたことが得点につながった。「3バックに変更したが戸惑うことなくプレーできた」と越智亮介が振り返ったように、前半の愛媛は堅守を基盤に主導権を握った。

押し込まれる時間が多かった大分だが、「悪いサッカーではなかった」(宮沢正史)。相手のシステム変更という奇襲に戸惑った感はあったが、人もボールも動いていた。前半45分を戦い、「前のプレッシャーは厳しかったが、裏への対応は緩かった」と三平和司が話したように、ある程度の攻略法も手にしていた。
後半、さらにギアチェンジした大分は果敢に前線からボールを追い、一気に主導権を握った。50分には大学時代に一緒にプレーした三平、藤川の“神奈川大ホットライン”が同点ゴールを奪う。「クロスを上げる前にサンペイ(三平)の動き出すのが見えた」と藤川が言えば、「どこに(クロスが)上がるか分かっていた」と三平。ともにゴールのイメージができており、藤川の糸を引くような流麗なクロスに、三平は自慢のスピードを落とすことなくゴール前に抜け、頭で合わせた。

こうなれば3バックで一夕の長がある大分が、有利に試合を運ぶ。
「うちがこのシステム(3−4−3)にしたのは、相手に合わせるのではなく自分たちのサッカーをするために変えた。相手がどのシステムであろうと相手に合わせることはない」(田坂和昭監督)
最終ラインから丁寧にパスをつなぎ、サイドを経由する“自分たちのサッカー”を展開。愛媛も同じようにビルドアップするが、パスミスが多く、自分たちでリズムを崩した。

77分に大分は得意のサイド攻撃からイ ドンミョンのクロスを森島康仁が冷静に決め逆転。「決定力不足という言葉が僕(のモチベーションを)を変えてくれた」とストライカーの意地の一発が決勝点となり、6試合ぶりの勝利をサポーターにプレゼントした。大分はここにきてチーム力の成熟度が確認できた価値ある勝点3を手にした。

以上

2011.10.20 Reported by 柚野真也
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