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【J2:第31節 F東京 vs 岡山】レポート:F東京が機先を制す。粘る岡山を振りきり、3−0で快勝!(11.10.17)

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10月16日(日) 2011 J2リーグ戦 第31節
F東京 3 - 0 岡山 (13:04/味スタ/17,384人)
得点者:10' 森重真人(F東京)、35' 高橋秀人(F東京)、41' 梶山陽平(F東京)
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F東京がJ1昇格に向けて5連戦初戦を幸先よく勝利で飾り、クラブ史上最多記録に並ぶ6連勝まで伸ばした。
視界は良好だ。F東京は16日、ホーム・味の素スタジアムで岡山と対戦し、3−0で退けた。開始10分、森重真人が右CKを右足で合わせて先制。35分には高橋秀人がミドルシュートでネットを揺らし、続く41分に梶山陽平が3点目を決めた。

試合開始とともに岡山は、F東京の出鼻を挫こうと前線からボールを奪いに行った。しかし、機先を制したのはF東京だった。開始10分、MF谷澤達也の右CKがファーサイドに流れると、「信じて走っていた」森重が、右足で押し込んで先制点を挙げた。「立ち上がりにセットプレーから得点できたので、試合運びが楽になった」と、谷澤。このゴールで勢いに乗ると、一気に畳み掛けた。

35分、DF椋原健太のミドルシュートのこぼれ球に高橋が反応する。ボールをクリアしようとするDFに背を向けると、体重を預けてかかとでくるりと回って翻った。視界が開けると、「ひざから下を速く」を意識し、低弾道のミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。続く、41分には梶山が3点目のゴールを決めてダメ押し。前半でF東京が勝負を決めた。

しかし、後半は、岡山にも決定機を作られてしまう。体を張った守備と、権田修一のセーブでそれを防いだが、得点を奪われてもおかしくなかった。この日の味スタは、平均気温を大きく上回る28.3℃を記録。椋原は「岡山は最後まで走りきる力は事前の情報で分かっていた」と話す。ボールを保持して楽にゲームを終わらせようとする意思統一が十分でなく、相手を守備で走らせて消耗させることができなかった。逆に、岡山の両ウイングバックを攻撃の起点にした、ピッチを広く使うサッカーに体力を削られてしまった。終盤は、チーム全体が間延びするようになり、相手の時間帯も長く存在した。

岡山の影山雅永監督は、「前半3失点しましたが、後半は粘り強く戦えた。いくつかのチャンスを作れたことは、我々にとってはポジティブなことだと思います。この後、ホームで岡山の力強いサポーターとともに3連戦を戦える。そこで必ずやいい結果を残したいと思います」と、前を向いた。終盤にきて自分たちのサッカーが、カタチになり始めているだけに、順位の上昇も期待できる。最終ラインから広角に振り分けられるストヤノフが復帰すれば、ピッチの横幅を使ったサッカーをさらに生かせるはずだ。

対照的に、大熊監督の言葉には「今日のように上手くいく試合ばかりではない。サッカーに不必要なミスを減らせるように、意識と、練習の取り組みで変えたい」と、反省を口にした。快勝したものの、確かに課題も少なくないゲームだった。

とはいえ、残り9試合で2位鳥栖との勝点差は7に。さらに、4位徳島との差も8まで開いた。イエローカードの累積は気になるところだが、各ポジションの控えの準備も万全だ。F東京には、このまま走りきる体力が十分にある。そろそろ昇格、優勝を意識した戦いに切り替えるべきなのかもしれない。Xデーは、近づきつつある。すべてを決めれば、次のステージに向けた準備にも取り掛かれる。今の東京に、死角はない。それなら、もっと欲張ってもいい。

以上


2011.10.17 Reported by 馬場康平
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