去る9月2日、「心肺蘇生法、AED講習会」が行なわれた。赤十字のスタッフを招いた救急法講習会には、反町康治監督をはじめトップチームのコーチとスタッフ、下部組織である湘南ベルマーレフットボールアカデミーのコーチ、また指定管理を担う馬入グラウンドに詰めているスタッフなど、38名が参加した。
冊子を用いた概要の説明のあと、4〜5名ずつのグループに分かれて実技練習が行われた。救助対象となる人形をグループごとに組み立てたのち、手本として赤十字のスタッフが周囲の確認に始まる救急法を実演し、その一連を復習するようにもう一度なぞりながら詳しい解説が加えられた。その後、グループ内で役割分担をローテーションしながら心肺蘇生法を行ない、AEDを実際に使用して、救急法の知識と理解を深めた。日頃から選手たちにマッサージを施しているトレーナー陣は姿勢からして堂に入っている。などと思いつつ、気付けばあっという間に2時間半が過ぎていた。
「こうしたかたちでJクラブから依頼を受けたのは初めてではないか」今回の講習を担当した赤十字のスタッフはそう話す。
「赤十字の活動は日常生活のなかで困っている方々に手を貸すためのもの。ですから、この研修で得たことをチームに限らず役立ててほしいと思っています。一般の方々に向けてクリニックを開催するなど、今後も湘南ベルマーレとのコラボレーションによってAEDを普及していけたらと考えています」
心肺蘇生法についてはA級ライセンスを取得する際に学んだという反町監督も、AEDは初めての体験だったという。
「指導者として非常に勉強になった。もちろんこの知識を活かすような機会はないほうがいいけれど、人命に関わることだし準備はつねに必要だ。より多くのひとたちがこうした知識を得られるシステムが今後できていくといいと思う」
赤十字のこうした活動に国や県の補助はなく、活動資金は寄付で賄われている。企業や学校など、依頼があれば求めに応じて足を運んでおり、講習料は無料だという。反町監督の言葉のとおり、知識を得るための機会は多いほどいい。今後のさらなる普及に期待したい。
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2011.10.14 Reported by 隈元大吾
J’s GOALニュース
一覧へ【J2日記】湘南:AED講習会開催(11.10.14)
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「心肺蘇生法、AED講習会」が開かれました
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実技練習は人形を組み立てるところから
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赤十字スタッフが示す手本に集中しています
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「非常に勉強になった」と反町監督
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今後のコラボレーションにも期待です
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