10月15日(土)J2 第31節 岐阜 vs 横浜FC(13:00KICK OFF/長良川)
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岐阜にいつ光が差し込むのか。前々節の栃木戦では1-0の完封勝利。上位を相手に今季初となる完封で今季4勝目を挙げたことで、ついに復活の兆しが見えたかと思ったが、前節の北九州戦では2-3の敗退、さらに先週の天皇杯2回戦では再び北九州に0-1で敗れ、同じ相手に2連敗を喫した。
内容も90分を通して波があり、最終的に相手を上回ることが出来なかった。選手の口から出てくるのは、「後半のサッカーを最初からしなければならない」や、「前半のサッカーが後半出来なかった」という言葉ばかり。この言葉が出ている限り、勝点3は遠いだろう。
岐阜に今、足りないものはたくさんあるが、その一つに90分間のゲームマネジメントがある。相手の状況、フォーメーション、そして後半切ってくるであろうカードを見て、ここは前半勝負、ここは後半勝負、もしくは様子見からカウンターの徹底など、戦略をチーム全体で立て切れていないし、共有できていない。これがまだシーズン初めとか、シーズン途中であれば、まだまだ改善の余地であるが、季節はもう10月。終盤戦に入った中で、この状況というのは大きな危機感を抱かざるを得ない。
この試合の相手は15位の横浜FC。順位は比較的近いが、勝点差は15もある。ただ、岐阜同様に不調を極めている。リーグ戦ではここ6試合で2分4敗と勝利から遠ざかり、直近の天皇杯2回戦ではJFLの松本山雅に敗れている。
共に勝ちから遠ざかり、是が非でも勝点3が欲しいこの一戦。横浜FCはアタッカー陣をどう生かすかがポイントだ。FWカイオ、難波宏明が前線で起点となるが、ここにいかにいいパスを供給することが出来るか。ここへのパスがスムーズではなく、2トップを追い越す動きが少ないだけに、いかにDFラインをおし上げて、中盤をコンパクトにできるか。ここがキーとなる。
逆に岐阜はいかにDFラインを下げさせるかがポイント。ならばここは前半から、前線からの積極的なプレスを仕掛け、先手必勝を取りたい。攻撃の核であるMF押谷祐樹の出場停止は確かに痛いが、西川優大を頂点に、連動したプレスを仕掛け、奪ったら素早いショートカウンターを仕掛けたい。ここでポイントとなるのが、橋本卓のポジショニングだ。効果的なショートカウンターを仕掛けるためには、橋本が高い位置をキープすることが前提条件で、彼がバイタルエリアで起点となれば、1.5列目の嶋田正吾がDFラインの裏に抜けることが出来る。そのためにはボランチの三田光と、DFラインがビルドアップして、橋本のポジションをひとつ前に押し出す必要がある。
全体が相手の攻略ポイントを理解して、仲間を生かす術を考えながら動く。これを90分間のマネジメントの下で行うことが出来れば、勝点3はおのずと手に入る。今の岐阜の状況では難しいタスクではあるが、ホームのサポーターをこれ以上悲しませないためにも、ぜひ実行してほしい。横浜FCは最下位相手に絶対落とせない試合として、この一戦に臨んでくるだろう。それを逆手にとって、先手必勝で行ってほしい。この試合は岐阜にとって、絶対に負けられない一戦だ。
以上
2011.10.14 Reported by 安藤隆人
J’s GOALニュース
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