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【J1:第29節 福岡 vs 仙台】プレビュー:必要なものは勝点3。恐れるものはない。ただゴールだけを目指して戦え!(11.10.14)

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10月15日(土)J1 第29節 福岡 vs 仙台(16:00KICK OFF/レベスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch183 後03:50〜
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ボールを奪われると形相を変えてすぐに奪い返しに行く。1対1の局面では激しくぶつかり合う。そして、少しでも緩んだプレーがあれば仲間からの厳しい声が飛ぶ。雁の巣球技場では緊張感あふれるトレーニングが続いている。しかし、それは、追い詰められた者が発する、近づくのもはばかられるようなピリピリした空気とは違う。それは、ただ勝つことだけに集中することから生まれる緊張感。そこにあるのは、身が引き締まるような、どちらかと言えば心地よさを伴った空気。ピッチに立つ選手の姿から、余計なプレッシャーは感じられない。福岡はいい状態でトレーニングを続けている。

やることは明確だ。それは、90分間に渡って勝利を求めて戦い続けること。運動量で相手を上回り、相手よりも素早く攻守を切り替える。1対1で競り負けず、ゴール前では体を張る。奪われたらすぐに奪い返しに行き、ミスが生まれたら、すぐにカバーに入ってミスをミスで終わらせない。それを90分間に渡って、ただひたすらに繰り返すことが、今の福岡がやらなければならないことだ。広島戦の勝利も、大宮戦の勝利も、その結果として手に入れたもの。それを誰もが理解している様子が伝わってくる。
 次節は天皇杯を含めて2試合連続ゴール中の松浦拓弥が累積警告のために出場停止だが、誰が出ても問題がない準備は整っている。先発出場が濃厚な岡本英也は話す。
「マツ(松浦)はドリブルが得意でボールを持ってからの選手。自分はボールを持っていない時の動き出しで形を作る選手。マツとは違う形でチームの勝利に貢献したい。サイドでのプレーは去年までやっていたので問題はない。貪欲にゴールを狙っていきたい」
考えるのはただ勝つことだけ。迷いはない。

さて、レベルファイブスタジアムに迎えるのはベガルタ仙台。現在は5連勝中で、7戦負けなし。一時は思うように勝てない時期もあったが、今はリーグ序盤戦の勢いを完全に取り戻している。ストロングポイントは堅守。ここまで28試合を戦って、2失点以上を喫した試合は3試合しかなく、総失点はわずかに24とJリーグ1の安定感を誇る。2枚のブロックを作ってスペースを消し、富田晋伍と角田誠を中心にアグレッシブにボールを奪う守備は簡単には崩せない。
そして、持ち味である縦に速い攻撃は、さらに鋭さを増している印象がある。動き出しの良さと、巧みなポストプレーでボールを引き出す柳沢敦が起点を作り、そこへ梁勇基、関口訓充、さらには右SBの菅井直樹が絡む。現在、12得点を挙げて得点順位4位の赤嶺真吾は出場停止だが、「誰が出ても特長のある速い選手がいる」と浅野哲也監督は警戒心を緩めない。加えて、梁のセットプレーも脅威。2連勝中の福岡だが、これまで以上に難しい戦いになる。

福岡も、仙台も、戦いのベースは、いい守備からの攻撃。「お互いにブロックを作れば、そんなに崩されることはない。高い位置で奪った時や、相手の守備ブロックができていない状況の時に、攻められる回数がどれだけあるか。それが勝負を分ける」と浅野監督は話す。おそらく試合は我慢比べの展開。不用意に仕掛ければ、それは互いに相手の思うつぼ。細心の注意を払って相手の守備ブロックの穴を見つけ、その瞬間に、いかに素早く攻めきるかで勝負がつく。いずれにせよ、先制点が重要な試合。福岡は、不用意な形でボールを失わないことに加え、ボールホルダーに対していかにプレッシャーをかけるか、奪われた後に素早く戻れるかがポイントになる。いつも以上に中盤のハードワークが必要な試合になる。

しかし、どんな状況になろうとも、福岡にとっては勝利以外に求めるものがない試合。ただゴールを求めて戦うだけだ。
「仙台の守備は堅いが勝ちに行くだけ。高い位置から守備をしながら、同時に攻撃の準備をして奪った後に素早く攻めたい。1点取れば自分たちに守れる力はある。勝つためにいいサッカーをしたい」(重松健太郎)
そして、チャントと手拍子でスタンドが一体となって選手たちを後押しするレベルファイブスタジアムの空気は、選手たちにとっては最大の力。その力とともに仙台を迎えたい。そして、この1戦にすべての力を結集して勝利を掴みたい。いまの厳しい状況は自分たちが作り出したもの。ならば、自分たちの手で取り戻すだけだ。

以上

中町公祐選手(福岡)「仙台戦へのスペシャルインタビュー」はこちら!

2011.10.14 Reported by 中倉一志
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