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スカパー!生中継 Ch185 後03:50〜
☆totoリーグ第4ターン開催中!
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清水は前節の名古屋戦でほぼゲームの主導権を握り続けて2−0と快勝した。しかも、あのタレント集団をシュート数4本に抑え、逆に清水は23本もシュートを浴びせた。特に、小野伸二とユングベリをトップ下に配し、アンカーにカルフィン ヨン ア ピンを置く中盤が機能。神戸戦でのスタメンは不明だが、このトライアングルは小野とユングベリの体力的な不安をのぞけば、かなり魅力的な布陣になるはずだ。
そんな中盤とともに攻撃を組み立てる高木俊幸、大前元紀、アレックスの3トップも破壊力抜群。中でも名古屋戦でゴールを挙げた大前の好調さは見逃せないところ。ドリブルでの仕掛け、裏へ抜けるスピードは、神戸DF陣も苦戦を強いられる可能性が充分にある。5月の対戦では神戸がアウェイで5−1と大勝しているものの、神戸・和田昌裕監督も「前回とは全く違うチーム。あの試合は参考にならない」と清水の強さを認めている。
とはいえ、神戸は昨季から数えて対清水戦を2連勝中と相性はいい。しかも「清水戦は今季の目標である9位以内を達成する上でも大事な一戦」(和田監督)と強い気持ちで挑む。「コンパクトさを保ち、前線からプレッシャーをかけ続けていきたい」(和田監督)と神戸のスタイルを変えるつもりはないが、3連敗の悪い流れを払拭するためにも、内容よりもまず勝利にこだわる。
神戸にとってポイントは守備。清水の中盤から前線への多彩な配球をいかに阻止するか。ボランチの三原雅俊は「今の清水は3トップがドリブルなどで仕掛けてくるイメージがある。神戸としてはその3人にボールが入る前につぶすことが大事でしょうね」と言う。
また、清水戦に出場すればJ通算100試合達成となるボランチの松岡亮輔は「(小野、ユングベリ、ヨン ア ピンに対して)ビビってます(笑)。ただ、体力的には上だと思うので、そこを突いていければ」と冗談半分ながら、球際の厳しさを見せる気構えだ。
ただ、警告累積で大久保嘉人と田中英雄が不在、コンディションの問題で吉田孝行の出場も微妙という攻撃面にはやや不安も残る。そこを天皇杯2回戦でハットトリックを達成した“もってる男”森岡亮太に期待したいところ。吉田は森岡について「チームに変化を付けられる、神戸にはあまりいないタイプ。この間のハットトリックは天皇杯でしたが、次はリーグで得点してほしい」と評す。
森岡自身も「天皇杯とリーグは違う」と認めているが、「でも、あの試合でいいイメージはできたと思う」と前向き。特にハットトリックの1点目は、今季の神戸が悩み続けて来たセットプレー(CK)からのゴール。自然と周囲には森岡のリーグ戦初ゴールの機運のようなものが高まっている。
「リーグ戦は残り6試合。絶対に、Jリーグで初ゴールしたいですね」と語る森岡のゴールで、残り6試合に弾みを付けたいところだ。
以上
2011.10.14 Reported by 白井邦彦