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【第91回天皇杯 2回戦 鹿島 vs 筑波大】レポート:序盤、相手にペースを握られるも田代・大迫の2トップが得点した鹿島が、筑波大を退ける(11.10.13)

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10月12日(水) 第91回天皇杯 2回戦
鹿島 2 - 0 筑波大 (19:00/カシマ/3,468人)
得点者:33' 田代 有三(鹿島)、38' 大迫 勇也(鹿島)
★第91回天皇杯特集
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尻上がりに調子をあげ、関東大学リーグで首位を走る筑波大の実力は伊達ではなかった。序盤から、試合のペースを握ったのは筑波大。鹿島は完全に相手のペースでサッカーをしなければならなかった。しかし、前半25分過ぎから戦い方を修正。慌てることなくパスを繋ぎ、相手のファウルを誘うとFKから先制点を奪う。5分後にも追加点をあげた鹿島が順当に勝利を収めた。

筑波大とすれば悔しい敗戦と言えるだろう。[4-2-3-1]の布陣だった筑波大は、ボランチに入った背番号10 八反田康平から攻撃を展開、センターバックの2人との細かなパス交換で鹿島の守備陣形をはがすと、スルスルとドリブル。何度となくバイタルエリアに侵入することに成功する。序盤は筑波大がボールを支配する展開となった。
しかし、鹿島相手ということで少なからず気負いがあったのか、シュートはほとんどがミドルレンジからのもの。監督の風間八宏氏が「もっと中まで入って行けた場面が、何本も僕の中ではありました」と振り返ったとおり、もう少しゴールまで近づくことが出来た場面もあっただけに、鹿島からすれば助かるシュートセレクトだった。
とはいえ、ゴールまでは紙一重。22分には背番号3 谷口彰悟のくさびを受けた背番号14 玉城峻吾が、巧い反転からミドルシュート。キーパーの曽ヶ端準が見送った弾道は、惜しくもポストの角を叩く。ヒヤリとさせられた場面に会場はどよめいた。

ただし、25分ころからペースが変わる。気を良くした筑波大が勢いよくボールを奪いに来るところを逆手に取ることで、鹿島の選手たちはファウルを誘うようになる。レフリーの笛でゲームが止まるようになると、次第にペースは鹿島へ。すると33分、わざとゆったりプレーすることで相手にファウルさせた遠藤康が、右サイドでFKを得る。左利きの遠藤からゴールに向かうクロスが送られると、そこに田代有三が頭で合わせ、苦しいなかでも先制点を奪った。

さらに38分、自陣の右サイドで遠藤がボールを奪うと右足で前線にフィード。このパスが、ダイアゴナルに走ってDFラインの裏に抜け出た大迫勇也に渡り、トラップすることなくそのまま右足を振り抜いたシュートが、キーパーの手をすり抜けて逆サイドへ突き刺さり、あっという間に2点目を追加した。
後半から、鹿島は無理にボールを奪いに行かずバイタルエリアを埋めるようになると、筑波大のパスやドリブルはその網にかかってしまい、徐々に攻め手を失う。興梠慎三、本山雅志を投入し、つねに攻撃を活性化させた鹿島が、その後もペースを明け渡さず90分を終えた。

連戦のさなかだった鹿島は、野沢拓也、小笠原満男といった主力選手を休ませながら、難敵の筑波大を退ける勝利。高卒新人の昌子源も危なげないプレーを見せ、今後に期待を持たせた。とはいえ、この試合でタルタが負傷。フェリペ・ガブリエル、岩政大樹、中田浩二など、怪我人が相次いでいただけに、またもその数が増えてしまったのは残念だ。リーグ戦の成績が厳しくなっただけに、なんとしても天皇杯を制し、来季もAFCチャンピオンズリーグへの切符を手にしたいところ。その目標に向け、まずは順調な船出となった。

以上


2011.10.13 Reported by 田中滋
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