10月12日(水) 第91回天皇杯 2回戦
新潟 5 - 0 富山ク (19:00/東北電ス/3,597人)
得点者:17' ブルーノ ロペス(新潟)、21' 川又 堅碁(新潟)、23' 木暮 郁哉(新潟)、76' 川又 堅碁(新潟)、90'+4 内田 潤(新潟)
★第91回天皇杯特集
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新潟が5-0で富山新庄クラブを下し、3回戦進出を決めた。MF木暮郁哉が前半23分にチーム3得点目をゲット。これがプロ入り4年目で、自身初ゴールになった。木暮のほか、リーグ戦のサブメンバー、若手らが期待通りのプレーを披露した。
富山新庄クラブは守備を固めてカウンターを狙う作戦だったが、序盤の失点でプランが狂った。
「狙っていたのでうれしい」。言葉とは裏腹に木暮の表情は冷静だった。前半23分、中央に詰めたところに、川又堅碁のシュートのこぼれ球が転がってきた。そこを逃さずに右足で蹴り込む。「バイタルエリアでプレーしようと意識していた。それでああいうシュートが決められた」。この試合のチーム3得点目。前半17分のブルーノ・ロペス、21分の川又に続いて畳み掛ける波に乗ったゴールは、富山新庄クラブにショックを与えた。これがプロ入り4年目で公式戦初得点。「チームが勝って、自分も得点できたことはよかった」。淡々と喜びをかみしめた。
左サイドハーフでスタメン出場した。前半から得意のドリブルでゴール前に迫った。サイドバックの酒井高徳ともスムーズに連係した。公式戦のスタメンはリーグ戦第5節・清水戦(7月16日)以来、約3カ月ぶり。この間、同期の川又がヤマザキナビスコカップ準々決勝の名古屋戦でプロ初ゴールを決めた。「口には出さなかったけど、俺も、と思っていた」。天皇杯の2日前、トレードマークの長髪を切り落とした。茶髪も黒に染めた。「気を引き締めようと思った」。その成果をゴールと、試合後の決意で示す。「これで満足してはダメ。これからも試合に出られるようにしたい」。天皇杯でつかんだ手応えを、大詰めのリーグ戦に生かす。
「全体的にバランスよくゲームを進められた」。新潟の黒崎久志監督はチームに合格点をつけた。テーマの1つはサブメンバーのプレー。前戦のヤマザキナビスコカップ準々決勝・名古屋戦からスタメン7人を入れ替えた。木暮以外に川又が2得点。今季ホーム戦初スタメンのベテラン内田潤がフル出場し、先制点をアシスト。期待通りに貢献した。リーグ戦は13位と、残留争いから浮上し切れない状態にある。天皇杯でアピールしたメンバーの台頭が今後のポイントになる。
富山新庄クラブは力の差を見せつけられた。守備を固めて前半をしのぐ作戦だったが、序盤に失点。堀勝弘監督が「守りすぎた」というように、ラインが下がっていたため、ボールを奪ってもゴールまでが遠い。前半はシュートゼロ、後半は3本に終わった。ただ、後半はFW金丸浩之が一瞬の隙を突いてゴール前に迫るなど、最後まであきらめない姿勢をチーム全体が持ち続けていた。
勝敗は分かれたが、新潟は今後の勢い、富山新庄クラブは今後のチーム作りの糧と、ともに収穫がある一戦だった。
以上
2011.10.13 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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