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【第91回天皇杯 2回戦 柏 vs 栃木ウ】プレビュー:あの時の“手応え”は1年が経った今、“確信”へと姿を変えた。リーグ戦同様、柏は天皇杯でも勝利への貪欲な姿勢を貫く。(11.10.07)

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10月8日(土)第91回天皇杯 2回戦 柏 vs 栃木ウ(13:00KICK OFF/柏の葉)
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今季の柏の快進撃は、今になって思えば昨年の天皇杯から始まっていたのかもしれない。昨季、J2を独走しながら自分たちのサッカーを築き上げた柏。それがJ1でも通用すると“手応え”をつかんだのが天皇杯でのJ1チームとの対峙だった。3回戦で神戸に勝利し、4回戦では延長戦の末G大阪に1−4と敗れはしたものの、90分では1−1と互角の攻防を繰り広げ、選手たちは「自分たちのサッカーが通用した」と充実の表情を見せていた。
あれから1年。あの時の“手応え”は、今季のJ1の快進撃を経て、今や“確信”へと姿を変えた。柏は全力で天皇杯のタイトルを獲りにいく。

対戦相手はJFLの栃木ウーヴァである。リーグ戦では4戦勝ち星から見放され、目下11位と苦しんではいるが、9月の天皇杯1回戦で柏U−18を降した試合直後に「公式戦でJ1のチームとやることはなかなかない。気持ちで負けずに驚かせるような結果を出したい。楽しみです」と、かつて愛媛や栃木に所属しJリーグでプレーした経歴を持つ若林学は強気の姿勢を見せた。若林は出場停止となるが、もう1人のFW三輪宏真も185センチと高さがあり、前線にハイボールを当て、そこを起点に両サイドのスピード感溢れるアタッカーがカウンターを仕掛ける確固たる攻撃の形を持つチームだ。

試合内容としては柏がボールを保持し、栃木ウーヴァが守るという図式は容易に想定できる。1回戦の柏U−18戦でも見られたように、ボックス付近に作り上げる栃木ウーヴァの二層の壁を柏がいかにしてこじ開けるか、そして相手のカウンターを発動させないリスクマネージメントの意識を保ち続けることが大きなポイントだろう。

ネルシーニョ監督は、たとえ相手がJFLでも学生でも周到な準備を進め、フルメンバーを組む。すでにヤマザキナビスコカップで敗退している柏にはミッドウィークの試合がなかったため、鹿島戦以降の1週間は天皇杯の準備に費やせた。さらに6日の練習をJリーグの試合同様非公開にしており、それだけでも柏の本気度は伝わってくる。

酒井宏樹は日本代表、安英学は北朝鮮代表招集のためチームから離脱中。また、鹿島戦で退場処分を受けたパク ドンヒョクも出場停止と3選手が不在となるが、近藤直也の出場停止が明け、酒井の欠場に関しても右サイドバックには藏川洋平が控えている。最終ラインは鹿島戦から変更せざるを得ないが、中盤から前線にかけては怪我人も出場停止もなく、前述したようにフルメンバーで栃木ウーヴァを迎え撃つのが濃厚だ。特に鹿島戦で決勝ゴールを挙げた工藤壮人には天皇杯でも注目である。カシマスタジアム初勝利をもたらした歴史的ゴールに自信をより深めたのか、さらには同期の酒井のA代表招集が刺激となったのか、はたまた五輪代表を狙う強い気持ちの表れか。いずれにしても今週のトレーニングでは工藤の好調さが際立っていた。

柏は、かつて天皇杯で下部リーグのクラブに敗れることの多いチームだった。だがあの頃と今とでは選手のメンタリティーに雲泥の差がある。リーグ戦では首位と勝点差1の2位と優勝を射程圏内に捕えており、冒頭でも述べた通り天皇杯のタイトルも全力で獲りにいく。リーグとカップの2冠へ向けた、柏の新たな戦いがここから始まる。

以上

2011.10.07 Reported by 鈴木潤
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