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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【ヤマザキナビスコカップ:準々決勝 C大阪 vs 浦和】プレビュー:今季の悔しさをここで晴らす!C大阪と浦和、カップウィナーの聖杯を目指してベスト8で激突(11.10.04)

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10月5日(水)ヤマザキナビスコカップ 準々決勝 C大阪 vs 浦和(19:00KICK OFF/長居チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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10月に入り、涼しさも増してきた浪速の地で、タイトルをかけた一発勝負の熱戦が行われる。2011Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝、C大阪対浦和の一戦が、5日(水)19時から、大阪長居スタジアムでキックオフされる。今季のJ1リーグ戦では思うような結果を出せず、低迷が続く両者。このリーグカップ戦で成果を出し、覇権を獲ることで、終盤戦反撃への弾みにしたい思いも強いだけに、C大阪も浦和も、全力をかけて勝負に挑む。

「ヤマザキナビスコカップの目標は1つ。我々はタイトルを獲りに行く!」 そう強く誓ったのは、C大阪のレヴィークルピ監督だ。ACLに出場していたため、今季はベスト8からの参戦となったC大阪。日程調整による大会方式の変更のため、ここからは一発勝負となり、3勝すれば、クラブ初の栄冠を手にできるだけに、「こんなチャンスは2度とない。公式戦では最近2連敗しているし、僕たちのモチベーションはすごく高い」とDF藤本康太。守護神のGKキム ジンヒョンも「(ヤマザキ)ナビスコカップを優勝して、『セレッソが強いんだ』ということを、ここで見せたい」と気合十分のコメントを残すなど、イレブンはこの一戦にただならぬ闘志を燃やしている。

ACL準々決勝で全北(韓国)にアウェイで大敗し、アジア制覇の夢がついえたあと、中3日で乗り込んだJ1第28節仙台とのアウェイ戦でも1−2と惜敗。清武弘嗣、キム ボギョン、マルチネス、上本大海、高橋大輔と、5人も主力をケガで欠く戦いを強いられ、C大阪は苦しい状況が続く。この重い雰囲気を打破するためにも、ニューヒーローの台頭を、今回も期待したいところだ。

浦和との前回の対戦となった8月28日のJ1第24節では、C大阪生え抜きの山口螢、扇原貴宏らのゴールで3−1と勝利。しかも、その試合では育成組織出身の20歳以下の選手が山口、丸橋祐介、扇原、永井龍、杉本健勇と、5人もピッチに並ぶなど(丸橋は9月2日で21歳を迎えている)、クラブの新時代を感じさせるゲームとなった。それだけに、彼らをはじめ、C大阪不動のレギュラーである倉田秋や、8月に加入後、日を追うごとに調子をあげている大竹洋平など、23歳以下の「ニューヒーロー賞」候補たちの奮闘が、今季3度目となる浦和との対決でも、欠かせないものとなる。

一方の浦和も台所事情は厳しい。この試合では日本代表MF原口元気、オーストラリア代表DFスピラノビッチが、国際Aマッチ参加のため欠場の上、MFマルシオ リシャルデスが出場停止。さらにC大阪同様、負傷者も続出中だ。ヤマザキナビスコカップこそ1、2回戦を全勝で勝ち上がったが、リーグ戦では最近7戦勝ちなし。前節のG大阪戦でも惜敗するなど、まさかのJ1残留争いに身を置く。誇り高き赤き血のイレブンが、この状況を受け入れるはずもないだろう。

だからこそ、ヤマザキナビスコカップ上位常連の浦和としては、2003年以来2度目のタイトル獲得は、「ノルマ」。そのためのキープレーヤーは、前回のC大阪戦で出場停止だった柏木陽介と山田直輝。C大阪の扇原も「この2人がボールを動かし、中心となって戦ってくると思う」と警戒するように、浦和の心臓部はこの8番と22番。原口とともに、「ニューヒーロー賞」の投票で上位に名を連ねている2人の活躍に注目したい。特に柏木は、対C大阪戦では広島時代から7戦5勝1分1敗と絶対の強さを誇る。この「セレッソキラー」ぶりが、今回も発揮できるかは見どころだ。そのほか、今大会3ゴールで得点ランキングトップタイにたつFWデスポトビッチにも期待がかかる。

「今は浦和を倒すことしか頭にない」(丸橋)、「まず1つ勝つだけ。『戦う』こと、そして、ボールに対する強い執着心を持ってやっていきたい」(中後雅喜)、「一発勝負だし、チームが1つになって戦うことが大事。長居でやれるのはすごく有利。絶対に勝たないといけない」(大竹)と、一戦必勝を誓うC大阪イレブン。果たして、今季公式戦8勝1分1敗と絶対の強さを誇るホームの長居で、C大阪がそのアドバンテージを今回も活かすことができるのか。10月5日で20歳になる扇原、6日で21歳になる山口の活躍は再びあるのか。それとも、試合までの2日間を大阪で調整し、臨戦態勢を整えた浦和が、リーグカップ戦で意地を見せるのか。まさにこの試合は、どちらにとっても「決戦」と呼ぶにふさわしい、大事な一戦となる。

以上

倉田秋選手(C大阪)「浦和戦に向けたスペシャルインタビュー」はこちら!

2011.10.04 Reported by 前田敏勝
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