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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【ヤマザキナビスコカップ:準々決勝 鹿島 vs 横浜FM】プレビュー:ともに公式戦4試合勝利のない両チーム。きっかけを掴み頂点を目指す権利を得るのは鹿島か、横浜FMか!?(11.10.04)

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10月5日(水)ヤマザキナビスコカップ 準々決勝 鹿島 vs 横浜FM(19:00KICK OFF/カシマチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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円の中心にいるオリヴェイラ監督の声が次第に熱を帯び始めた。身振り手振りが大きなジェスチャーへと変化する指導に対し、ある者は手を後ろに組んで、ある者は腕組みをして注視する。新たな戦いの始まりを前に、鹿島の選手たちは集中力を高めていた。

ともに公式戦4戦勝ちなしのチーム同士の対戦となった。しかも、横浜FMは3連敗中と苦しい状況に立たされている。いずれも3失点以上を喫しており、さらに先日の新潟戦では4失点。相手の拙攻に助けられた部分もあっただけに、守備の立て直しは急務と言える。

しかし、それは鹿島も同じ。守備こそ安定しているが、得点力不足、決定力不足は深刻。直近の3試合はホーム3連戦だったにも関わらず2分1敗に終わり、奪った得点も3試合で1点のみ。さすがにこれでは勝ちきることは難しい。

そこで、鹿島の選手からは「切り替えが大事」という声がよく聞かれた。だが、それは相手も同じだろう。横浜FMの調子が上がらないことを尋ねられた中田浩二は「相手も切り替えてくるでしょ」と、アドバンテージにはならないと指摘する。うまく気持ちを切り替えてこの試合に臨めた方が、試合の主導権を握るだろう。また、ここからはホーム&アウェイの戦いではなく一発勝負となるため、鹿島ではPK戦の練習を実施し、明日の試合に向けて万全の準備をしている。

ヤマザキナビスコカップの優勝回数では最多の3回を数える鹿島だが、最近はこのタイトルに縁遠く、2002年にまで遡らなければならず、「そういえばあんまり取った記憶がない」(中田)という声も聞かれた。特にここ数年、毎年のように川崎フロンターレに道をふさがれており、そこ川崎Fに勝利して勝ち上がってきた横浜FMだけに侮ることはできない。また、横浜FMもカップウィナーとなったのは2001年の一度だけ。両チーム共に、喉から手が出るほど欲しいタイトルだ。勝ったチームは10月9日に、名古屋グランパスとアルビレックス新潟との勝者と対戦することになる。そこでも勝利するだけでファイナリストになることができる。今月のみで決勝まで終える短期決戦なだけに、リーグ戦の状況はほとんど関係ないと言えるだろう。きっかけを掴み、一気に頂点に登り詰めるのはどちらのチームか。まずは目の前の相手に勝利することだけに集中力を発揮したい。

以上

2011.10.04 Reported by 田中滋
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