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【J2:第30節 愛媛 vs 千葉】レポート:愛媛の猛攻をいなし、先制点を奪った千葉がしたたかに勝点3を獲得。昇格レースに踏み止まる(11.10.03)

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10月2日(日) 2011 J2リーグ戦 第30節
愛媛 0 - 1 千葉 (16:04/ニンスタ/3,246人)
得点者:63' 大島秀夫(千葉)
スカパー!再放送 Ch182 10/4(火)前06:30〜
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立ち上がりから主導権を握ったのはホームの愛媛。「全てが少しローテンポ」(千葉・ドワイト監督)という千葉は攻撃へのスイッチが入らず、逆に愛媛は前半3分、金信泳の強烈なミドルシュートを皮切りに次々と千葉ゴールへ迫った。10分には齋藤学が左サイドを突破。折り返しを大山俊輔が合わせたが、シュートはマーク・ミリガンに阻まれた。さらに愛媛は34分、小笠原侑生がディフェンスラインの裏へ抜け、続く36分にはペナルティーエリア内で齋藤が倒されるシーンも。いずれもゴールには至らなかったが、前半の愛媛は千葉のゴールを脅かし続けた。
後半開始直後にも齋藤がゴール正面、得意のコースをドリブルで突破。シュートはGK岡本昌弘に阻まれたが、流れは愛媛にあった。

しかし、後半18分のゴールで全てが変わった。佐藤勇人の大きなサイドチェンジから大野和成が引き出されると、愛媛の守備のバランスが崩れた瞬間を千葉は逃さなかった。太田圭輔のクロスに合わせたのは大島秀夫。それまでは新潟でチームメイトだった大野の体を張った守備に苦しめられていたが、サイドに釣り出された大野のカバーに入ったボランチ越智亮介とのミスマッチを逃さず、大島は貴重な先制点を叩き出した。「(押し込まれた時間帯に)崩れなかったことが大きかった」と千葉の山口慶は振り返ったが、苦しい展開の中で我慢を続けて守り抜き、優位に立ったことで、その後の立場は完全に逆転。失点した愛媛が慌てて攻め切れなかったのとは対照的に、前に出て来る愛媛の背後を狙いつつ、危なげなく逃げ切った。

「したたかさを感じた」と愛媛のGK川北裕介は千葉の試合運びに脱帽、古巣との対戦に敗れた池田昇平は「決定力と経験の差。最後まで相手は落ち着いていたし、慌てさせることができなかった」と肩を落とした。手が届きそうでつかめなかった千葉戦の初勝利。「負けたので当然満足はしていないが、他の試合と比べて内容的にはそんなに悪くなかった」とバルバリッチ監督は評価したが、その内容だけに愛媛にとっては悔しさが残る一戦だった。
「足りないものがあるのは事実だが、1試合1試合に対してできる限りの準備をするしかない」と会見を締めくくったバルバリッチ監督。これで4試合勝利から遠ざかってしまったが、今できることはただ1つ。目の前にやってくる1試合1試合、積み重ねてきたものを出し切るだけだ。来週は天皇杯(10/8・FC琉球戦@ニンスタ)でリーグ戦とは違う困難もあるが、結果を出して流れを変えるチャンス。内容以上に、リーグ戦にもつながる勝利を手にしたい。

一方で苦しみながらも勝点3をつかみ、連敗を逃れたことは千葉にとって大きい。順位は4位だが、勝点では3位の鳥栖に並んだまま。2位の札幌も勝点3差で追いかけている。最終的に昇格をつかむためにも、こういう試合展開を勝ち切ったことは重要だ。千葉の次の試合は天皇杯のデッツォーラ島根戦(10/10@フクアリ)。「渡邊(圭二)や伊藤(大介)がメンバーに戻ってきてくれてよかったし競争も生まれる」とドワイト監督は語ったが、激しさの増す昇格争いの中で得た収穫を、天皇杯でもいい結果につなげたい。

以上


2011.10.03 Reported by 近藤義博
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