10月1日(土) 2011 J1リーグ戦 第28節
新潟 4 - 2 横浜FM (15:03/東北電ス/24,439人)
得点者:20' チョヨンチョル(新潟)、59' 酒井高徳(新潟)、60' ミシェウ(新潟)、71' 栗原勇蔵(横浜FM)、72' ブルーノロペス(新潟)、90'+4 天野貴史(横浜FM)
スカパー!再放送 Ch184 10/3(月)前05:00〜
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新潟が4-2で横浜FMを下し、第20節清水戦以来、8試合ぶりのリーグ戦白星を挙げた。前半20分、チョ・ヨンチョルのゴールで先制し、後半14分には酒井高徳が公式戦初ゴール。これで勢いづくと、ミシェウ、ブルーノ・ロペスがゴールを重ねた。
横浜FMは立ち上がりから新潟のプレッシャーに屈してミスを連発。後半に栗原勇蔵と天野貴史のゴールで追いすがったが、及ばなかった。
新潟のサポーターが一斉に歓声を上げた。それに負けないほど派手に沸いたのが、新潟のベンチだった。ベンチ前にできた選手のかたまりの中心には、黒崎久志監督に祝福される酒井がいた。「ゴールを決めると気持ちが高揚すると聞いていたけど、本当にそうなると感じました」。プロ入り3年目。公式戦初ゴールにテンションは上がった。
1-0でリードした後半14分、左サイドのスローインを自ら入れてミシェウに預ける。ミシェウからリターンのパスを受けると同時に、ゴールを見据えた。「ボールをもらったときに、スペースが空いていたのが分かった。すぐにシュートのイメージできた」。迷わずに放ったミドルはバーを直撃。そしてそのままゴール内に落ちた。
「今シーズンの目標にゴールを重ねることを挙げていました。いいタイミングで初ゴールが決められてよかった」。新潟は9月28日のナビスコカップ・清水戦を制して準々決勝進出を決めた。だが、リーグ戦では7試合白星なし。順位も15位と残留ラインのぎりぎりまで下降した。絶対に負けられない試合の、得点がほしい時間帯。酒井はチームの勢いを加速させる役割を担った。
酒井のゴールの1分後、相手のパスをカットしたミシェウがフリーになって難なく追加点。3-1と2点差に迫られた直後の後半27分には、ブルーノ・ロペスが右サイドの村上佑介のクロスをダイビングヘッドで決めた。先制点を挙げたチョ・ヨンチョルにとっても、8試合ぶりの得点だった。未勝利の間は7試合で5得点。ため込んでいた力をはきだすようなゴールラッシュの裏にあったのは、徹底したプレッシングだった。前線からのプレスと、サイドでの挟み込みで横浜FM自由にさせなかった。パスミスを誘い、そこからサイドを中心に的確に攻めた。「自分たちのやるべきことをやった」。黒崎監督は勝因をストレートに表現した。
対照的に横浜FMはいいところなく敗れた。新潟のプレスの前に落ち着いてボールを回すことができなかった。中盤や自陣でパスをカットされると、そのままゴール前に攻め込まれた。小野裕二らが個人で突破を図るが、新潟のブロックの前に進入を阻まれた。
攻撃のリズムが作れないため、守備でも余裕を失い、ミスを誘発する悪循環。後半16分に栗原が小野のクロスを押し込んだヘディングと、終了間際に天野が決めたゴールが、せめてもの意地だった。
新潟はこの勝利で暫定13位。未勝利のトンネルは抜けたが、苦しい状況には変わりない。勢いを途切れさせないことが重要になる。横浜FMは、優勝争いに踏みとどまるにはこれ以上負けられない状態に。
ともに次節を含め、今後の試合の1つ1つが意味を持つ。
以上
2011.10.02 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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