10月1日(土) 2011 J2リーグ戦 第30節
大分 1 - 2 富山 (13:05/大銀ド/6,013人)
得点者:57' 西弘則(大分)、79' 平野甲斐(富山)、90'+2 苔口卓也(富山)
スカパー!再放送 Ch184 10/4(火)深02:00〜
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前半は大分、後半は富山が主導権を握った試合は、チャンスを確実にモノにした富山に軍配が上がった。シュート数では富山7本に対し、大分は倍の14本。決めるべき時に決められない。大分はここ3試合で浮き彫りになった課題を克服できず、ホーム8戦負けなしの記録が途絶えた。
大分はこの日、ホームの声援に後押しされ、立ち上がりから果敢に攻めた。6分、この日初スタメンの永芳卓磨のFKを三平和司が頭で合わせ最初の決定機を迎えるが、バーを直撃。続く12分には、左サイドから西弘則が得意のドリブルで中に切れ込みシュート。これもバーに阻まれた。なおも攻める大分は36分、西が相手DFのトラップミスを見逃さずボールを奪いシュートを放つが、力なくGKの正面。45分、自陣からのチェ・ジョンハンのロングフィードに逆サイドの三平和司が抜け、そのまま勢いに乗ってシュートを放つがこれもGKの正面となる。決定機を4度も作りながら得点ゼロで前半を折り返した。
防戦一方だった富山は、「相手をフリーにさせず、ペースを狂わせて前半無失点に抑えたことが大きかった」と安間貴義監督が語るように、苦しみながらも辛抱強く守ったことが後半の快進撃に繋がった。53分、西野誠のパスから木本敬介がシュートを放つ。GKに左足一本でセーブされ、その流れから平出涼のミドルシュートもポストに直撃し得点には至らなかったが、チームに勢いをもたらした。その後、立て続けに大分ゴールを脅かし続けたが、最初にネットを揺らしたのは大分だった。57分、右サイドで永芳、三平とつながれ、最後は三平のマイナスのクロスを西に押し込まれ先制を許す。
リードを許した富山は、「固い試合をしようとしたが、先制されギャンブルをするしかなかった」と安間監督。まずは66分にDFの江添健次郎に代えMFの舩津徹也を投入する。続いて72分には本来は中央でプレーする平野甲斐と苔口卓也を同時にピッチに送り出し、ワイドで起用する。このベンチワークがズバリ的中。平野と苔口がサイドを制し、再び試合の流れを引き込むと、79分にカウンターから左サイドの平野がスピードに乗ったドリブルから、強烈なミドルでネットを揺らし同点とする。さらにアディショナルタイムに舩津のスルーパスを受けた苔口がゴールに流し込む。途中出場の3人が結果を出した富山が見事逆転勝利を収め、4週間前のホーム戦に続き大分に連勝した。
ホームの大分は、試合の流れを生かせなかった。「立ち上がりからいい形でチャンスを作り出せたけど、決定機を決められなかったことが大きい。リードしながら失点したことも。しっかりゴールを決められないから苦しむ。今のチームが抱えている課題」とはキャプテンの宮沢正史。リズムをつかんでいた序盤戦で得点に結びつけず、後半には先制点を奪いながらも逃切れなかったことを悔やんだ。さらに加えるなら、先制後に審判のジャッジに対してしつこくアピールする選手が目立ち、自ら良い流れを断ち切った行為が悔やまれる。富山がひたむきに勝利を目指し走る姿と、大分のそれは対照的で、見苦しい行為でしかなかった。サッカーの神は戒めの罰を与えた。
以上
2011.10.02 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
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