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【J1:第28節 仙台 vs C大阪】プレビュー:「復元力」を示せ。新たな目標に向かって走り始めたライバル同士の激突に期待(11.10.02)

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10月2日(日)J1 第28節 仙台 vs C大阪(15:00KICK OFF/ユアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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仙台・手倉森誠監督の言葉を借りれば「リーグ戦でどれだけ復元力を示せるかの勝負」。それぞれ一つの目標を失い、立て直しをはかるチーム同士がユアテックスタジアム仙台で対決する。

一日早く27日に直近の試合を終えたのは、アウェイチームのC大阪。ACL準々決勝第2戦では、第1戦のリードを敵地でKリーグ・全北現代に1-6でひっくり返され、完敗した。初挑戦となったACLをこのようなスコアで終えたこともショックだったが、キム・ボギョンと清武弘嗣が負傷。この仙台戦での出場が難しくなった。
攻撃面で活躍を続けてきたこの2人の不在は痛いところだが、C大阪は播戸竜二や倉田秋、小松塁といった面々が引き続きゴールを狙い続けていることに加え、途中加入のファビオ・ロペスや大竹洋平も早期にフィットしている。攻撃力がダウンすることはあっても、それでもなお強力であることに変わりはない。
むしろ攻守のバランスを考えると、ボランチの部分での選手起用の方が試合に影響するだろうか。仙台戦で過去にも何度となく相手を苦しめてきたマルチネスの復帰にまだ時間がかかる状況下で、全北現代戦でボランチに入っていたキム・ボギョンも不在。レヴィー クルピ監督は、扇原貴弘・中後雅喜・山口螢といった候補の中から、仙台のカウンター攻撃の芽を摘むための組み合わせを選択する必要がある。場合によってはユーティリティ・扇原を他のポジションに回すことも考えられる。

このC大阪の攻撃力に対し、未だリーグ最少失点(23点)を誇る堅守から逆襲を狙うのがホーム・仙台。こちらは28日にJリーグヤマザキナビスコカップの2回戦第2試合を戦い、磐田に0-3で完敗した。「カップ戦というひとつのタイトルがなくなったのは残念ですが、リーグ戦に切り替えて、今度は我々がACLを狙っていきたい」(手倉森監督)という仙台にとって、カップ戦の反省は生かしつつ、4連勝中のリーグ戦の勢いは絶やしたくないところだ。
さて仙台の方は「復元力」をどのようにして示していくか。手倉森監督はその力を表現するポイントとして、「しかけの意識の部分」を挙げている。リーグ戦での前節・横浜FM戦の事例でいえば「ある程度ボールポゼッション(保持)して、相手の攻撃をスローダウンさせるなどして試合をコントロールすることはできました。でも、それだけでも勝てません」というところだ。
この試合に向けた角田誠インタビューにもあるように、仙台が得意とするのはボールを奪った後に迷いなく複数人の選手が飛び出すカウンター攻撃。集団で居合い切りをしかけるかのようなこの攻撃を可能とするには、Jリーグヤマザキナビスコカップ・磐田戦で欠けていた球際での強さやセカンドボールへの反応の速さを取り戻す必要がある。「いいときの仙台はそのようなプレーが鬼神のごとくできていた。この試合ではまた表現していきたい」。独特の表現で意欲を語る渡辺広大は、この試合で出場停止の鎌田次郎に代わって、強気のディフェンスが期待される選手である。C大阪の強力攻撃陣の勢いを止め、自分達の攻撃の勢いに変えられるか。そこで仙台の「復元力」が問われる。

関口訓充は言う。「プロである以上、あのような負け試合を経験することもありますが、それを引きずらないことが大事」。倒れない者は強い。だが、倒れてもまた立ち上がる者はなお強い。「復元力」をピッチ上で示す両チームが、好勝負を展開してくれることに期待したい。

角田誠選手(仙台)「C大阪戦に向けてのスペシャルインタビュー」はこちら!

以上


2011.10.01 Reported by 板垣晴朗
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