本文へ移動

今日の試合速報

国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋
国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第28節 清水 vs 名古屋】プレビュー:両チームが自分たちのサッカーを正面からぶつけ合い、勝点3だけを目指すガチンコ勝負。清水の選手たちは、90分間自分たちの戦いをやり通せるか(11.10.02)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10月2日(日)J1 第28節 清水 vs 名古屋(15:00KICK OFF/アウスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch363 後03:00〜
☆totoリーグ秋の大感謝祭☆開催中!
----------

水曜日(9/28)のヤマザキナビスコカップ2回戦で清水が敗れたことにより、残念ながらナビスコ準々決勝(10/5)を含めた清水と名古屋の2連戦はなくなってしまったが、逆にその分この試合にかける清水の集中力は高まっている。
清水にとって、この試合の位置づけは、ACL出場権獲得に望みをつなぐことと、自分たちの力を証明し、残り試合に向けて勢いをつけること。そして、昨年ホームで1-5で敗れ、優勝争いから脱落させられた悔しさを晴らすリベンジマッチという意味もある。
一方、名古屋のほうは、現在首位のG大阪とは勝点1差の2位につけており、2連覇も十分に可能のポジションにいる。残り7試合はホーム/アウェイに関係なく、すべて勝たなければいけない状況だ。清水には、2008年から公式戦で負けがなく(5勝3分)、水曜日に試合がなかった分、コンディション面の優位もある。当然、勝点3を取ることしか考えていない。

この試合に臨む清水のキーワードはひとつ。「われわれが自分たちのサッカーをすれば、どのチームも倒せる」(ゴトビ監督)。それは選手たち全員にも共通する意識であり、その事実を証明することが、この試合最大のテーマとなる。
実際、自分たちの目指す戦い方で主導権を握る時間は、8月あたりから少しずつ増えている。そして、その時間帯には、どこが相手でも自分たちのペースで戦えると感じられるサッカーができている。ただ、それが90分の大部分でやれたという試合はまだない。名古屋を倒すには、その時間をできるだけ90分間に近づけることが必要だ。もちろん簡単なことではないが、そこは選手たちのプロとして、男としてのプライドに期待したい部分と言える。
戦力的には、高原直泰がまだケガから復帰できない見込みだが、小野伸二が水曜日の新潟戦で復帰して、さっそく大きな存在感を発揮した。小野が戻ったことで、アレックスをトップに上げることができるようになり、高原不在の影響も軽減することができる。また、アレックスとユングベリの相性は非常に良く、ユングベリのパスでアレックスが裏に飛び出す形が、ひとつの武器となっている。20歳の鍋田亜人夢も、計算できる戦力に急成長してきた。
そんな中でサポーターにとってもっとも気になるのは、小野とユングベリが同時にピッチに立つことがあるのかという部分だろう。これに関しては、例によって試合前日2日間が非公開練習であるため予想は難しいが、限られた時間であればその可能性は十分にある。2人がコンビを組んだとき、どんな化学反応が生まれるのか、大きな見どころのひとつになるだろう。

名古屋のほうは、田中マルクス闘莉王が出場停止で、アンカーのダニルソンが左太もも裏の肉離れで欠場濃厚。守備の柱である2人を欠き、ボランチを1枚のままでいくのか、2枚にするのかを含めて、中盤をどのように組むかが大きな注目点となる。
また、今年清水から移籍し、主軸として欠かせない存在になってきた藤本淳吾が、今季初めて慣れ親しんだアウスタでプレーする。清水の選手たちからも警戒すべき選手としてよく名前が挙がっており、試合のカギを握る存在となりそうだ。その藤本を含めて、攻撃陣の能力の高さは疑いがなく、ここをどう抑えるかが清水にとっては大きなポイントとなる。

試合展開に関しては、まずは主導権の奪い合いという部分が最大の注目点だ。どちらが球際やセカンドボールの奪い合いで優位に立ち、自分たちのものにしたボールを確実につないでいけるか。とくに清水は9日間で3試合目なので、ボールを支配されて走らされる時間が多くなると、非常に苦しいゲームになってしまう。自分たちの戦いをするという意味でも、本当に重要なポイントになる。
ただ、清水が主導権を握ることさえできれば、公式戦5試合で4ゴールの大前元紀をはじめとして攻撃陣が調子を上げてきており、小野とユングベリのパスも伴うため、闘莉王とダニルソンのいない名古屋から得点を奪うことは可能なはずだ。
しかし、清水が先制点を決めたとしても、そこからの戦いがもうひとつの大きなポイントになる。なぜなら、今の清水にとって最大の課題は、リードした後に自分たちのサッカーができなくなってしまうことだからだ。その問題は、直近の3試合(浦和戦、川崎F戦、新潟戦)のすべてで見られ、ゴトビ監督も重要な修正課題と語っている。
データ的にも、名古屋は終盤の得点が多く(残り15分で17得点)、清水は終盤の失点が多い(同16失点)。つまり、清水は勝っていてもまったく気を抜くことはできないし、精神的に守りに入ることも許されない。
肉体的には苦しい中で、球際で優位に立ち、最後まで気迫、集中力と運動量を保ち続ける。名古屋に勝つためには、清水の選手たちはその難しいチャレンジをやり通すしかない。ただ、それをやり遂げ、アウスタで昨年のリベンジを果たすことができれば、成長過程の若いチームにとって、本当に大きなきっかけとなることも間違いない。

以上


2011.10.01 Reported by 前島芳雄
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/08/01(木) 20:45 ハイライト:広島vsシュトゥットガルト【Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo】