9月28日(水)J2 第5節 F東京 vs 北九州(19:00KICK OFF/味スタ)
スカパー!生中継 Ch183 後06:50〜
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「彼らは、自分たちのサッカーに自信を持っている」
F東京・大熊清監督は、北九州をそう表現した。前回対戦は、0−1で北九州に敗れている。PKの失敗で試合の流れが一変すると、FW池元友樹にゴールを奪われ、そのまま逃げ切られた。中盤をダイヤモンド型にした4−4−2システムで、トップ下にはMF安田晃大が入る。彼を攻撃の起点にポゼッションゲームを仕掛けてくるが、速攻も備えている。選手全員が惜しみなく動き、攻守のバランスもいい。前回の対戦では、昨季1勝という戦績が信じられないほど、いいサッカーを具現化していた。
北九州は、次に挙げる1勝が、常に彼らの成功体験になっている。昨季を上回る2勝目から先は、クラブの歴史を自分たちの手で塗り替えていることになる。そうやって勝点を積み上げてきたのだろう。ただ、北九州も生みの苦しみの中で模索している。8月5日のリーグ第3節徳島戦以来、7試合勝利から遠ざかっている。そして、前節千葉戦では、前線を池元のワントップに変更し、中盤に人数を増やしてポゼッションゲームに特化した試合を狙っていた。だが、0−1で敗れて、今季初となる連敗を喫した。
彼らを迎え撃つF東京は、現在3連勝中と、勢いに乗ってきた。チーム全体が、ピッチの中の情報を理解し、次の取るべき行動を決断するまでの流れが非常にスムーズになってきている。これまでのパスを繋ぎ倒すチームから脱皮し、いい意味で対戦相手や時間帯によって表情を変えるチームになりつつある。指揮官が目指す「隙のないチーム」へと姿を変えてきた。
ここからの課題は、アベレージを高めることだ。伝統的に、試合によって出来、不出来がハッキリ分かれるムラの多いチームだ。無敵感を漂わせたかと思えば、呆気なく敗れる試合を何度も演じてきた(そこが、魅力的だったりもするが…)。この先は、その差をいかになくして、勝利に近づこうと努力するかが重要となる。戦術的には、十分に成熟の域に達してきた。コンディショニングなどのゲームの外での戦いも、中2、3日での連戦では欠かせない。大熊監督が「32人全員、誰が出てもいいように準備をしておかなければいけない」と言うように、控え選手にも気を配らなければいけない。しかし、そこは鍛錬や、特訓という言葉が似合う指揮官だ。ベンチや、メンバー外の選手を別メニューで激しく鍛え上げてきた。けが明けの選手を除けば、コンディション不良という選手はいない。DF椋原健太のように、巡ってきたチャンスをモノにした選手も好例となった。機会があれば、試合で見てみたいと思わせる選手はワンサカいる。
F東京は、理想を求めて戦う北九州に、シンパシーを感じる選手も多い。ポゼッションゲームを挑んでくるのなら、F東京にとっては願ってもないことだ。中盤で激しくスタイルをぶつけ合う試合は見応えもあるだろう。もちろん、それを制する自信が今の選手たちにはある。
「過信ではなく、自信」(大熊清監督)を身に着けたF東京は、敵地に勇躍乗り込む北九州と対戦する。試合は、明日19時、ホーム味の素スタジアムでキックオフする。
以上
2011.09.27 Reported by 馬場康平
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