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【J2:第5節 徳島 vs 熊本】プレビュー:どちらも欲しいものは唯ひとつ、勝点3。そして徳島がそれを得るためには攻撃陣の大胆さが不可欠。(11.09.28)

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9月28日(水)J2 第5節 徳島 vs 熊本(19:00KICK OFF/鳴門大塚チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前節の札幌戦、徳島は非常に高い集中力を維持して戦った。90分通して見せたその集中の継続は贔屓目無しに評価すべきものだったと言えるだろう。しかし、昇格レースが熾烈さを増してきた今、チームに求められるのは何より勝点3の積み上げ。そうした現実的な視点からすれば、ドローに終わった前節は当然満足出来るものでなく、それゆえ選手たちには今節こその勝利が絶対のタスクとなる。

そこで注目すべきはもちろん結果を手にするためのゴールを狙う攻撃だが、ここ数試合徳島はそれをなかなかトップギアへ上げ切れないのが現状だ。前々節でこそ4得点を奪ったものの、その時は豪雨による特殊なピッチコンディションにあったこともあってネットを揺らした形は一発のカウンターとセットプレー(PK含む)。そう見るとやはり連動性ある組織的崩しに本調子を出せないのが悔しくも徳島の現実と言わざるを得ない。そして、そうした状態に陥っている原因については、攻撃陣のプレースケールがそのひとつとして挙げられるのではないだろうか。最前線の津田知宏や佐藤晃大、中盤の柿谷曜一朗、衛藤裕らのプレーが大人しくまとまってしまっており、それによって前線の活性が高まり切らないように思われる。

そのため今節へ臨むにあたっては、彼らアタッカー陣にもっともっと思い切った飛び出し、ボールを持った時の強引な仕掛けやフィニッシュなど、大胆なプレーを求めたいところ。当然組織バランスへの意識やボールを失った時のリスクもあるだろうが、それを恐れず、ゴールへ向かう貪欲な姿勢をそのまま表現するプレーを繰り返し出してもらいたい。そうすればきっと組織的に突くバイタルエリアのスペースが生まれてくるであろうし、またゴールをもぎ取るのに有効なアタッキングサードでのアクセントも付くはずである。
事実、前節のゲームの中にはその必要性を物語るかのようなシーンがあった。それはボランチ倉貫一毅がペナルティボックス内深くへ侵入した前半のワンシーンで、キャプテンの果敢な飛び込みは結果としてバイタルエリア中央からの衛藤の惜しいフィニッシュを導き出していた。

さらに、今節対峙する熊本が披露している守備の粘り強さもそれの必要度合いを大きなものにすると言えよう。前節の栃木戦終了後「前の選手も後ろの選手もブロックを作って守れた」と原田拓も語っていたが、現在の熊本の守りは全員がやるべきことを共有。そのうえで相手にしっかり付いていく粘り強さを徹底し、2戦連続完封勝利と成果を出している。となれば今節も熊本がそうした守備からゲームを進めようとするのは想像に容易だ。徳島攻撃陣は自らの動きに変化を出せないようなら上向き調子にある赤い網に捕まり、突破口を見出せないまま終了のホイッスルを聞かされかねないだろう。

いよいよリーグは終盤に突入。どのチームもが内容以上に結果を求める時期へと入ってきた。そして言うまでもなく今節顔をあわせる徳島と熊本も何より欲しいものはそれ。特に徳島は昇格圏内への再浮上のためにここでの勝点3は是が非でも譲れない。レギュラー組センターバックの相次ぐ故障によって前々節から徳島の最終ラインを任されているぺ スンジンも「今の僕たちは目の前の試合だけに集中して勝点を積み上げていかなければならない。持っている全ての力を発揮して戦います」と強い覚悟を聞かせてくれたが、その言葉は間違いなくチーム全員の胸の内を代弁したものであろう。

水曜の夜、果たして徳島は鳴門の地で昇格圏再浮上のための一歩を踏み出せるか。それとも熊本が3連勝として上位追撃の狼煙を上げるのか。注目に値するゲームは午後7時にキックオフされる。

以上

2011.09.27 Reported by 松下英樹
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