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【J2:第29節 栃木 vs 熊本】プレビュー:勝点3への欲求は爆発寸前!指揮官の言葉に、難局に奮い立たない選手など、栃木にはいない。形振り構わずに、栃木は勝点3だけを取りに行く。(11.09.25)

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9月25日(日)J2 第29節 栃木 vs 熊本(18:00KICK OFF/栃木グチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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欲求は爆発寸前だ。
「皆で戦ってきたことが今季の栃木の強み。それを証明するために勝ちたい。結果を出すしかない。どんなにカッコ悪くても勝ちたい」(大和田真史)
富山に前節1‐2で敗れ、今季2度目の連敗を喫し、先頭集団の最後尾の6位に転落した栃木。負のスパイラルに陥る一歩手前、現状を変える良薬は勝利しかない。今季、これほどまでに勝点3を欲したことはない。
「使命感と責任感を持って、ここでもう一度燃えてみよう」
松田浩監督は選手にそう伝え、ハートの導火線に火を付けた。降りかかって来たマイナス要素を吹き飛ばすために、指揮官の言葉に、この難局に奮い立たない選手など栃木にはいない。今節の熊本戦で勝利だけが求められるならば、内容など要らない、不細工でも構わない。死に物狂いで満点解答を出すだけだ。

富山戦は高木和正のPKによる1点に止まったが、崔根植が戦線復帰したことで攻撃がオートマティックになり、バイタルエリアを攻略するシーンが何度か見られた。高い連動性を活かし、昨季のアウェイ熊本戦で高木、崔、リカルド・ロボの3人で中央を崩しきった形を再現するためには、クロス、パスともに質が要求される。「後ろから組み立てて、質のいいラストパスをFW2人に当てられれば、序盤戦みたいに自ずと点が入る」と確信を持って話す宇佐美宏和は、ここ最近ゴールに繋がるパスが入らないことがロボのストレスを招き、プレーの質を低下させていると感じ取っている。幸いなことに、アタッキングサードまではボールを運べている。勝負を左右するディテールを詰めて、「触るだけで良かった」と言わせるような、「砂糖たっぷり」の上質なパスを供給したい。

「自分がやらないといけない。そういう自覚を持って臨みたい」
熊本戦へ向けて意欲を燃やすのは水沼宏太。富山戦はU―22日本代表の一員としてロンドン五輪アジア最終予選、対マレーシア戦に招集されたことで欠場した。予選出場は叶わなかったが、「刺激だけをもらってきた」と水沼。刺激を受けたのは、もちろん同ポジションの清武弘嗣(C大阪)だ。今やA代表にも欠かせない清武のプレーを目にした水沼は、「目の前の相手に向かっていくプレーを出して行きたい」という思いをより一層強くした。熊本は4‐3‐3でも、中盤がダイヤモンドの4‐4‐2でも基本的にはエジミウソンのワンボランチ。ワイドMFの水沼にとってはスペースが見付けやすい。スペースに潜り込み、精度の高い両足からの決定的なパス、ホームでFC東京を沈めたようなシャープなシュートに期待が持てる。水沼の推進力が、屈託のない笑顔が、停滞ムードを吹き飛ばしてくれるはずだ。

結果だけを追求して鳥取に前節2‐0で勝ち切った熊本。4‐4‐2から4‐3‐3への布陣変更が奏功し、若い力の躍動も光った。先制点はコンビネーションから、追加点はハイプレスから相手のミスを誘って奪った。連勝を狙う熊本にとってターゲットマンにボールが収まるかどうかが、勝敗を分けるポイントになる。前節はソン・イニョンが3トップの中央を務めたが、エースの長沢駿と2枚を前線に並べることも可能性として考えられる。栃木は3トップでも、2トップでも対応可能なノウハウを持ち合わせている。苦し紛れにトップにボールを当てるのではなく、しっかりビルドアップしながらボールを収めて起点を作りたい。堅牢な栃木の守備ブロックを破るために、ショートカウンターに活路を見出すのか、それともパスワークを駆使するのか。策士・高木琢也監督はどんな戦法を採るのか。試合前から始まっている、松田監督との駆け引きも興味深い。

ひとつのゴールが勇気を生み、自信を育み、勝利を呼び込む。そのプロセスを忘れないうちに、先手を奪って熊本に勝ち切り、滞留している流れを正常に戻したい。栃木の巻き返しは、勝点の収穫は、実りの秋は、熊本戦から始まる。

以上

2011.09.24 Reported by 大塚秀毅
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