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【J2:第29節 千葉 vs 北九州】プレビュー:勝ち切るための試合運びとフィニッシュの精度が課題の両チーム。千葉は北九州のパスワークをプレスで断ち切り、的確な状況判断で得点を狙う。(11.09.25)

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9月25日(日)J2 第29節 千葉 vs 北九州(16:00KICK OFF/フクアリチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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9月17日の前節(J2リーグ第28節)の岡山戦を1−0で勝ち、6試合ぶりに勝点3を獲得した千葉。7分に右サイドバックのDF山口慶があげたクロスにFW大島秀夫が頭で合わせて先制し、結果的にこの虎の子の1点を守りきった形での勝利となった。3分2敗と勝ち切れなかった時の悪い流れを断ち切り、自信を取り戻して気持ちを切り替えられたことは、前節が勝率の悪いアウェイゲームだったことも含めても非常によかったが、内容を振り返ると今節に向けての課題は少なくない。

千葉は今季、北九州とは3月6日の開幕戦で対戦し、3−0(得点者はFW深井正樹、MF米倉恒貴、FWオーロイ)で勝利。だが、前回対戦時と現在を比べると、千葉には攻撃のキーマンだったオーロイの負傷による戦線離脱、オーロイ以外の負傷者の発生や対戦相手による千葉の研究といった要素などがあり、開幕時のような勢いはない。

一方、北九州はDF長野聡のFWへのコンバートやパスワークの向上などで攻撃力をアップさせ、昨季は1勝12分23敗で最下位だったチームとは思えない躍進ぶり。現在は勝点37の8位で、5位の千葉とは勝点差7の状況だ。だが、ここ最近の成績は振るわず、8月5日の第3節徳島戦に1−0で勝ったあとは京都に0−1で敗れ、4連続引き分けのあとの前節(第28節)は札幌に0−3で敗れた。4引き分けの試合の全てで1得点もしくは2得点しており、安定した攻撃力を持っているが、無得点に終わった前節では決定力不足に泣いた。また、現在の失点数29が示すように守備が大崩れすることはないが、前節は北九州守備陣の隙を突いた札幌にチャンスを確実に決められた。

前節の前に千葉が試合を無失点で終えたのは第25節富山戦(結果はスコアレスドロー)だが、前節の前の千葉の勝利は第24節岐阜戦で、スコアは2−0だった。ドワイト監督が就任して『守備から入る』ことを目指した今季の千葉は、やはり打ち合いの展開よりも守備が安定してこそ勝てるようだ。それでも前節はミスからカウンター攻撃を受け、あわや失点のピンチを岡山の決定力不足に救われた場面もあった。3失点した前々節(第27節)の鳥栖戦の守備について、ドワイト監督は「リードしていた状況で主導権を握ってラインを下げること自体は悪くはないが、勢いのある鳥栖の攻撃を受けた時に千葉の選手にミスが出て、パニックになったことが失点につながった」と話している。ディフェンスラインからダイレクトパスを織り交ぜて丁寧に攻撃を組み立てる北九州に対して、千葉はミスが出るとプレスがかからなくなって苦戦は必至。北九州守備陣がボールを持った時のファーストディフェンダーである大島は「自分がきちんとプレスの方向付けをしたい」と話した。

また、前節の千葉は、先制後の前半の攻撃はシュートまで持ち込む工夫や積極的な動きが少なかった。リードしてから「守るのか」「追加点を取りに行くのか」という状況に応じた試合運びが課題だが、前節は後半のドワイト監督の積極的な選手交代が奏功。点を取る姿勢が明確になり、大島や負傷から回復して交代出場したMF米倉が決定機を迎えたが、岡山のGKの好守にも阻まれて追加点は取れなかった。今節は先制したら「ボールを回す時には後ろに下げ過ぎないようにして、ウチの選手の状況や相手の状況を見て判断しながら」(深井)の的確な試合運びで、得失点差を増やすためにも追加点を重ねたい。

ともに試合運びやフィニッシュの精度が課題の千葉と北九州。流れを変えたい北九州はアウェイゲームとはいえ勝ちにくるだろう。大島は「自分が得点して試合に勝つことを続けていきたい」と話した。粘り強く勝ち切る戦いを続けていけるチームがJ1に昇格できる。

以上

2011.09.23 Reported by 赤沼圭子
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