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【J2:第27節 札幌 vs 栃木】プレビュー:上位同士が激突する大事な一戦。栃木の堅守に札幌がどのような崩しを挑むのか。内容、結果ともに大きな注目が集まりそうだ。(11.09.11)

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9月11日(日)J2 第27節 札幌 vs 栃木(13:00KICK OFF/札幌厚別チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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上位6チームが勝点差3の間にひしめく大混戦。そうして突入する第27節では勝点40で5位につける札幌が、同42で2位の栃木に挑む。会場は札幌市厚別公園競技場。上位同士の直接対決とあって、大きな注目を集める一戦となりそうだ。

ホームの札幌は前節、敵地で水戸と対戦して2−1のスコアで勝利。序盤にジオゴのヘッドで先制する好展開だったが、前半終了間際に同点に追いつかれてしまう苦しい流れに。しかし、その後も最終ラインを中心に粘り強い守備を見せ、砂川誠が挙げた追加点で何とか勝ち切った。

今シーズンの札幌を振り返ってみると、どっちに転んでもおかしくないゲームを粘り強くモノにしている印象だ。その背景について内村圭宏は「やっぱり、後ろ(守備)の選手が持ちこたえてくれているのが大きい。悪い時間帯があっても、そこで失点をしないでしのげているので、そうすると流れが必ずウチに来る。そして、そういう試合を続けていくうちに、リズムが悪くても全然焦らなくなりましたね。落ち着いて試合の状況を読むことができて、攻撃につなげられている。だから今シーズンは、守備の選手にかなり助けられています」と守備陣への信頼を口にする。

そして7月31日の第23節、ホームでの岐阜戦(○1−0)から4連勝を達成し上位に食い込んでいくことになるのだが、この頃になるとセンターバックの山下達也が「しっかり守っていれば、前(攻撃)の選手がちゃんと点を取ってくれるので」と口にするようになり、攻守が上手く噛み合っていることが感じられてきた。そして前節の勝利で一気に上位に肉薄するに至ったのだ。

これに対し、北海道に乗り込む栃木の前節は、首位のF東京を相手に0−0のドロー。相手が上位を争うライバルチームで、さらにアウェイゲームだったことを考えれば「最低限の結果を残したという見方もできる」(松田浩監督)。しかし同時に松田監督は「1−0で勝つには絶好の展開だった」とも悔しがる。

確かに、能力の高い選手を揃えて力強い攻撃を繰り返してくるF東京を相手に、守備陣が体を張ってしっかりと対応。そこからリカルド・ロボ、サビアの2トップにシンプルにパスをつなぎ、彼らのハイスピードなカウンターから好機を演出していた。そして90分間を通して自分達の狙う戦いを見事に演じていたことを考えれば、指揮官としては勝点3を奪いたいところだったのだろう。

しかし、それでもやはり、F東京とのアウェイゲームをドローで終えたことには価値がある。ライバルチームに勝点3を与えなかったことは間違いなく大きい。内容に目を向けても、相手の猛攻にも持ち前の堅守が維持されていたし、前述したように好機は作れていた。指揮官も攻撃の内容については「最後の最後のところで精度が足りず、得点ができなかった。これからの課題でもあるが、もっとその場面に立った選手が自信と勇気を持って欲しい。これで、できるということはわかったはずなので。今後にこれが生きればいいと思う」とポジティブな感触を得た様子だ。

さて、そんな両チームの対戦だが、注目すべきポイントはやはり、栃木の堅守に対して札幌がどこまで揺さぶりをかけ、崩せるのかという部分。「相手の守備は堅いので、前線のジオゴをうまく使いながら揺さぶりをかけていきたい」と内村。攻撃力のあるF東京が、バイタルエリアまではボールを運びながらも、そこから先は崩しきれていなかっただけに、それを踏まえた札幌がどのような狙いで栃木の守備ブロックに挑むのかは興味深い。

そして同時に栃木にはスピードのあるカウンターがある。中途半端な攻撃をしてしまうようではその餌食となってしまうため、札幌としては栃木の守備網に果敢に挑みつつも、リスクマネジメントを常に意識する必要があるはずだ。

もうひとつのポイントとしては、この試合、栃木は守備的MFパウリーニョを累積警告による出場停止(および負傷)により欠くという部分か。中盤でシンプルにパスを展開でき、パワーのあるドリブルでボールを前に運べるこの選手の存在は、今シーズンの栃木にとっては非常に大きなもの。その選手を欠いての上位対決だけに、松田監督がどういったマネジメントで穴を埋めるのか、注目したい。ただし、札幌のほうも宮澤裕樹、河合竜二がそれぞれ足に痛みを抱えており、この試合の出場可否は流動的。その他にも負傷者が出ているため、こちらもどういったメンバー構成になるかはわからない。

今節の結果によっては、上位陣の順位が大きく入れ替わる可能性がある。今後のリーグ展開を左右する、重要な一戦になりそうだ。

以上

2011.09.10 Reported by 斉藤宏則
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