9月11日(日)J2 第27節 横浜FC vs 愛媛(18:00KICK OFF/西が丘)
スカパー!生中継 Ch186 後05:50〜
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11位の愛媛を12位の横浜FCが迎える一戦。シーズン後半に上位進出を狙うためには、まずは順位の近いチーム同士の一戦で勝利するのは必須だが、ここに来て上位陣の足踏みが続く状況では、勢いさえつけばまだまだ多くのチームに昇格争いを演じるチャンスが残されている。横浜FCは6試合、愛媛はこの5試合負け知らずと、負けない堅さを持っており、その堅さに勢いをさらに加えていけるか、シーズン後半の行方を占う試合となりそうだ。
特に横浜FCは、前節の北九州戦で連勝は4でストップしたものの、この5試合で稼いだ勝点は13と、シーズン前半の負け癖のようなものは完全に払拭されている。それも、単純に勢いがあるというだけではなく、4連勝はすべて無失点勝利とチームとしての戦い方がしっかりした結果と言って良い。そして前節も、クサビのパスからの見事なパスワークで相手を崩しきる2ゴールで2回のビハインドを追いついてみせるなど、自らゴールを奪い取る攻撃力を身につけつつある。それも、カイオ、フランサを怪我で欠いた状態で、このようなサッカーが表現できるようになっていることが、大きな成長を感じさせる点だ。
ただ、奪った2点の見事さを考えると、2失点の形はもったいなかったとも言える。だからこそ、勝点3を引き寄せるためには、まずは4連勝中のように無失点で抑えることが重要になる。ここ最近の好調の陰の立役者であるボランチの藤田優人が警告の累積で出場停止となるが、代わりに出た選手を含めチーム全体で攻守のクオリティを保てるかが大きなポイントとなる。この試合を前にして横浜FCは「日本一走り勝てるチーム宣言」をした。岸野サッカーの真骨頂である「攻守において味方を助ける動き」を高いクオリティで90分間続けるためには、走り勝つことは基本。昨シーズンの後半の快進撃も、そのスタイルで試合の終盤に相手を根負けさせたことが大きな要因だった。現在横浜FCが持っている勢いをさらに大きくするためには、重要な取り組みと言える。今後のホームゲームでは、試合後4日以内に対戦相手も含めて走行距離を測定して公開するとのこと。走行距離とともに、相手をゴール数で上回れるか。要注目だ。横浜FCにとっては、毎年恒例のニッパツ三ツ沢球技場を離れないといけない季節だが、東京3連戦の初戦をまずは白星で飾りたい。
横浜に乗り込む愛媛は、横浜FC以上に「勢いをつけたい」チームだろう。横浜FCと同じく負け無しが続いているが、この4試合は引き分けが続いている。先制して追いつかれる試合、先制されて追いつく試合など、引き分けで終わるまでのパターンは様々だが、引き分けを勝ちに結びつけることで勢いをつけたいところ。前節の京都戦では、立ち上がりから相手のパスワークに翻弄され、愛媛が意図するポゼッションができなかった。それでも、粘り強い守備で無失点に抑えて勝点1を持ち帰ったところにチームとしての堅さを感じさせるのは確かだが、この横浜FC戦では、逆に立ち上がりからペースを握っていきたいところだ。鍵となるのは、齋藤学と金信泳のコンビだ。金は北九州戦からスターティングメンバーに名を連ねているが、金の前線での強さと齋藤のアタックの強さがかみ合えば、横浜FC守備陣からイニシアティブを奪うことができる。齋藤も走り負けないハートの強さを持つ選手だけに、立ち上がりからの大きな攻防のポイントとなるだろう。
戦術的にはお互いにポゼッションを行い、バランスよく攻守を行うチーム同士の対戦だけに、プレーの勢いを見せる時間をどちらが長く持てるかが勝敗の行方を左右するだろう。どちらが走り勝てるのか。泥臭いが、どちらも勝機はそこにある。9月は、このカードは2回ある。17日後には、ニンジニアスタジアムでの再戦が待っているだけに、まずこの試合で先勝して相手にやりにくさを植え付けてきおいたいところ。9月の躍進のためにも大事な試合になる。
以上
2011.09.10 Reported by 松尾真一郎
J’s GOALニュース
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