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【J2:第27節 F東京 vs 京都】プレビュー:F東京、ただいま12月4日から脱却中!新生京都を味スタで迎え撃つ!(11.09.09)

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9月10日(土)J2 第27節 F東京 vs 京都(18:30KICK OFF/味スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch178 後06:20〜
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昨年12月4日、F東京は西京極で苦い思いをした。DF徳永悠平は、試合終了の瞬間をよく覚えていない。「音も消えて真っ白になった」。少し経って「キャプテンだったのに何もできなかった。自分の無力さを感じた」とあの日のことを振り返った。

そして、今シーズンは「強くなってJ1復帰」を目標に、J2リーグを戦っている。今年5月28日、同じ場所でF東京は息を吹き返した。リーグ中断明けから極度の不振に陥り、上昇のきっかけを模索し続けた。自分たちのスタイルを見出せず苦しんでいたが、パスをつなぎ倒すスタイルを取り戻し、因縁の相手に4−1で快勝した。ただ、それも完璧と呼べるものではまだない。ここ3試合、勝ち星から遠ざかっているからだ。FWロベルト セザーの負傷離脱はあったが、代わりに入ったFWルーカスは、パスをつなぐサッカーにフィットする人材だ。その彼を生かすことができていない。それは、まだパスを繋ぐスタイルが、試合で生かされていないことを物語る。F東京が目指す、強者への道程に第二の壁が立ちはだかっている。

構築したスタイルを生かすためには、ゲームに勝つための戦略も磨かなければいけない。ゴールを奪い、ゴールを守るという目的を達成するための方法だ。特に、J2では偏った戦術を取るチームが多く、相手や、状況に応じた判断が常に求められる。それが、まだF東京には不足しているのかもしれない。ボールポゼッションで圧倒し、シュート数も、決定機も勝っている。それなのに勝利が遠のくのは不思議な現象だ。そこまでサッカーは不公平なスポーツではないはずだ。この京都戦は、構築したスタイルを生かすための始まりの一戦。相手を仕留めるために、正しい選択ができるかが見どころとなる。

京都は、前回の対戦からメンバーを入れ替えて若手選手を積極的に起用している。3トップには、10代の久保裕也、宮吉拓実、伊藤優汰を並べている。彼らは個性的で京都の未来を明るく照らす存在だ。「スピードもあるし、勢いに乗せてはいけない」と、大熊清監督も警戒を強める。また、京都が採用する3−4−3システムは、前線からのプレスにはうってつけの布陣だ。ここ数試合の中では、富山の守備隊形に酷似している。最前線の選手がセンターバックのパスコースを限定し、片側のサイドバックにボールを移させ、そこにプレッシャーをかけてくる。まずは、プレスを交わして高い位置に起点を作っていくことがゲームのポイントとなる。そのためには、サイドバックを高い位置に置く流動的なポジショニングや、場合によっては3バックの脇のスペースにFWや、中盤の選手が流れていくことも必要だ。京都は、判断の時間を奪いにくる。彼らのプレスに狂うことなく、正しいパスの道筋を描かなければいけない。
「昨年、京都には悔しい思いをした。その歴史を俺たちは忘れてはいけない。今、苦しんでいるからこそ、いい意味でその悔しさをぶつけられる相手だと思う。高い位置でボールを奪って、そこを攻撃の起点にしていくことが重要なゲームになる」と、指揮官は語る。

選手が場面に応じて正しい選択ができているのか。その答えは、分かりやすく90分後に結果で伝えてくれる。久しぶりの味スタに、F東京の答え合わせをしにきませんか?試合は明日18時半、味の素スタジアムでキックオフする。

以上

2011.09.09 Reported by 馬場康平
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