今日の試合速報

ブルーロックLP
ブルーロックLP

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第25節 柏 vs 名古屋】プレビュー:その差はわずか勝点2。勝てば名古屋を追い抜ける注目の上位直接対決。“難攻不落”の日立台に王者を迎え、柏はホーム7連勝を狙う。(11.09.09)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月10日(土)J1 第25節 柏 vs 名古屋(19:00KICK OFF/チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch180 後06:50〜
☆投票してチームをサポート!totoリーグ(無料)開催中☆
----------
代表戦のためJ1の試合間隔が2週間ほど開いた。川崎F戦後、選手たちは2日間のオフで体を休め、練習再開後にはフィジカルメニュー中心の2部練習を経て体を叩き上げ、コンディション調整に取り組んだ。その甲斐もあってだろう、5日に行われた関西大学との練習試合ではレアンドロ ドミンゲスが切れのある動きを見せており、工藤壮人も2ゴールを挙げるなど選手は皆モチベーションが高く、心身とも名古屋戦へ向けて良い準備ができているという様子である。日本代表初選出となった田中順也も、ワールドカップ予選では出番はなかったが、それでも謙虚で向上心を持つ彼のこと、わずかな期間ながら多くを学び、それを柏の試合で生かすに違いない。

すでにG大阪、横浜FMとの対戦を終えている柏にとって、名古屋戦は最後の上位直接対決となる。勝てば勝点50に達し、49の名古屋を上回るとあって「勝点6の価値がある試合」(ネルシーニョ監督)と捉えている。

名古屋との前回対戦は0−0。内容では五分五分……いや、チャンスの数ではほんのわずかだが柏が優勢に進めていた試合だった。だが、もはやあの時と今の名古屋を同じチームと見ることはできないだろう。前回対戦時に欠いていた怪我人が戦列に復帰し、藤本淳吾ら新戦力もフィット。そして何より戦う強い姿勢を取り戻した今の名古屋は、まさしく「王者」と呼ぶに相応しい風格が漂っている。今節は中村直志が出場停止となるも、甲府戦で欠場したダニルソンが戻り、金崎夢生も控える。また、吉村圭司も練習に復帰したという情報も入っている。サブメンバーを含めた顔ぶれは、柏の選手たち曰く「穴がひとつもない」。前節の甲府戦では先制こそ許したが、その後はまるで“力でねじ伏せる”とでも言わんばかりに前半で逆転し、終わってみれば4−1というスコアが示すとおり圧巻の勝利だった。

では、その穴のない名古屋を柏はどう攻略するのか。まずはケネディ、玉田圭司ら強力な攻撃陣を封じるかに懸かってくる。「名古屋はケネディにボールが入った時に攻撃のスイッチが入る感じ」とスタメン濃厚の茨田陽生は語る。ケネディとマッチアップする近藤直也も「ケネディを抑えることも大事だけど、鍵を握っているのはタマさん(玉田)だと思う」と分析するように、ケネディは自らゴールを奪うだけなく周囲の選手を巧みに使うポストプレーにも長ける。したがって「ケネディに思い通りに(ボールを)落とさせないようにして、ボランチがセカンドボールを拾えるか」(近藤)が大きなポイントだろう。そのセカンドボールの奪い合いで優位に立てれば、川崎F戦の後半のように自ずとペースは転がり込んでくる。

ただし、名古屋のセンターバックコンビ、田中マルクス闘莉王と増川隆洋はとにかく高い。酒井宏樹と橋本和、この両サイドバックのオーバーラップと高速クロスを得意の攻撃パターンとする柏だが、闘莉王と増川に対して工夫のないクロスばかりを入れては容易く弾き返されることは目に見えている。田中や工藤という若いストライカーには、強靭な名古屋のセンターバックを外すボックス内での駆け引きが求められる。
その他、レアンドロ ドミンゲスとダニルソンのマッチアップなど各局面で見どころはあるが、おそらくゲーム全体としてはパスを回す名古屋と奪った後に素早くカウンターを仕掛ける柏という構図になるだろうか。そして大方の予想では“名古屋有利”というのが一般的な見方になるかもしれない。

だがご存じだろうか。この夏、オセロのように白星と黒星を交互に繰り返してきた柏だが、実はホームでは6連勝中。日立台が持つ独特の雰囲気は、間違いなく柏の選手たちにプラスアルファの力を与えている。“難攻不落の日立台”に王者・名古屋を迎える大一番、優勝を目指す両者にとって必要なのは勝点3だけだ。

以上

2011.09.09 Reported by 鈴木潤
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第30節
2024年9月14日(土)19:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/09/12(木) 00:00 ハイライト:長野vs大宮【明治安田J3 第25節】