9月4日(日)J2 第4節 千葉 vs 東京V(19:00KICK OFF/フクアリ)
スカパー!生中継 Ch180 後06:50〜
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8月17日の第3節札幌戦は0−4、8月21日の第25節富山戦は0−0と、千葉が2試合連続で無得点の未勝利ののちに迎えた前節のJ2リーグ戦第26節京都戦。今季は基本的に1トップだったが、第26節はMF米倉恒貴とFW青木孝太の2トップに変え、単純に前線にロングボールを入れるだけではなく、パスをつないで京都の3バックの両サイドのスペースを狙った。また、守備はパスをつないで攻める京都の攻撃に対して、自分のゾーンに入ったらアタックするというよりも、よりアグレッシブに前から厳しくプレスをかけた。
攻守の変化のうち効果を発揮したのは守備で、京都に楽にはパスをつながせず、多くの決定機は作らせなかった。それでも1−2で敗れたのは、前半の京都の唯一のCKの場面でのクリアミスがオウンゴールになり、後半に相手陣内でのFKのチャンスで相手にボールを渡すミスを犯し、オフサイドぎりぎりで抜け出した京都のFW宮吉拓実に見事なループシュートを決められたからだ。流れの中ではある程度守れたのに、プレーがいったん止まったあとの再開の場面でのミスは悔やまれる。また、2失点目の場面以外でもディフェンスラインの背後のスペースが狙われ、オフサイドで助かったことは少なくなかった。
第26節熊本戦の東京Vは、持ち前のテクニックに優れたパスワークからだけでなく、相手に激しくプレスをかけてボールを奪ってのカウンター攻撃、バックパスなど熊本守備陣の隙を突いてのボール奪取からも次々と得点機を作って5−2の勝利。さらに、前節ではなかったがセットプレーで得点するのもうまく、今季のチーム総得点はリーグ2位の千葉と徳島の33を10点も上回る43と、多彩な攻撃、そして圧倒的な得点力を備えている。
千葉は、前節同様にボールホルダーに厳しくアタックするのはもちろん、前節はスピードを生かした突破でPKの1点を含む2得点1アシストと大活躍のFWマラニョン、スペースへ飛び出すタイミングがうまく、千葉のFW深井正樹、愛媛のFW齋藤学と並んで10点で得点ランキング1位のFW阿部拓馬という東京Vの2トップへの的確な対応が必要だ。今節の千葉は右サイドバックのMF山口慶が出場停止明けの一方で、センターバックのDFマーク ミリガンがオーストラリア代表に招集されて不在。だが、4人のディフェンスラインに誰が入るにしても、ダブルボランチと連係よくゴール前をきっちり守りたい。
一方、攻撃面は東京Vのプレスが激しくてパス回しが多少苦しくなっても、単調なロングボール一辺倒にならないようにしたい。簡単に跳ね返されて東京Vにこぼれ球を拾われ続けるようだと、千葉は攻撃の形を作れない。相手を揺さぶるようにボールを動かす中で、スルーパスやドリブルなど縦方向や斜め方向の工夫のある仕掛けで、第26節の19分の米倉の決定機、62分のMF村井慎二の得点シーンのような決定機を作りたい。また、第26節の東京Vはチーム全体をコンパクトにするため、GKなど熊本の守備陣がボールを持つとグッとディフェンスラインを押し上げていたが、62分の失点シーンは一瞬の隙を突かれてディフェンスラインの背後にうまく飛び出されてのものだった。千葉はロングパスをターゲットに当てるのではなく、DFとGKの間のスペースを狙うのが得策かもしれない。
前節終了時に4位の千葉の勝点は39で、8位の東京Vの勝点は32。そして、1位から3位の3チームの勝点は41で、5位の札幌は37と、今節の結果次第で各チームの順位、J1昇格争いの混戦具合がまた大きく変わってくる。千葉を応援しながら取材する筆者はサポーターではないが、それでも千葉(市原時代を含む)の選手として7年半プレーしたFW巻誠一郎が前節で東京Vの一員としてデビューし、今節は千葉の対戦相手となるのは、正直、複雑な思いだ。千葉には今節で巻に「千葉は強かった」と思わせる勝ちゲームをして悪い流れを断ち切り、J1昇格を達成すべく今後の戦いに弾みをつけてほしい。
以上
2011.09.03 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
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