8月7日(日) 2011 J1リーグ戦 第20節
G大阪 2 - 0 福岡 (18:03/万博/13,389人)
得点者:25' ラフィーニャ(G大阪)、75' オウンゴ−ル(G大阪)
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G大阪にとってはJ1リーグ戦における今季初の完封勝利となったものの、試合を終えた選手たちの表情は決して明るくはなかった。それは特に後半のパフォーマンスに不満を抱いてのことだろう。
「結果的に無失点で抑えられたのは良かったけど、今日は少し相手に助けられた部分もあった」とはMF遠藤保仁の言葉だが、実際、この日のG大阪はここ最近の試合と同じくポゼッションをとり、先手を取るという理想的な立ち上がりをみせたものの、1-0で折り返した後半は運動量が低下。ミスも増え始めた中で、特に後半立ち上がりの20分間は福岡にペースを握られてしまう。結果的に福岡の攻撃が精度を欠いたこともあり、事なきを得たが、そうでなければ、同点に追いつかれていた可能性もあっただろうし、75分にオウンゴールで追加点を手にした後も、ペースが上がらないG大阪の展開を思えばこそ、失点したことも十分に考えられたと言える。
ただ、見方を変えればそれでも勝利を引き寄せられるところに、今のG大阪の強さはある。試合巧者にたって運べること、悪いながらも手堅く勝点を積み上げられること。7月の戦いはまさにその連続だったが、今節でもここ8試合を通して続けてきた先手を獲った戦いの中で、しっかりと勝利を引き寄せたと言っていい。
加えて、今季初先発のラフィーニャが、90分を通して躍動したことも、チームにとっては収穫の1つ。思えば試合前、西野朗監督は「ガンバのFWは点を獲るだけではなく、攻守両方にどう絡んでいくかが求められる」と話しており、この日のFWラフィーニャにも得点のみならず、その部分は求められる仕事の1つだったが、やや運動量が落ちた時間帯こそあったものの、総体的には前線からの守備の意識も高く、攻撃でも、チームスタイルにしっかりフィット。その中で、3試合連続となる“ゴール”が生まれたことも本人をより加速させる要素になったに違いない。
対する福岡は、浅野哲也新監督就任後、初の公式戦となったが、残念ながら“監督交代”はチームの発奮材料にならなかったように見えた。「前半はガンバさんのパスワークに後手を踏んだ」とは浅野監督の言葉だが、まさにその通りで立ち上がりからG大阪の攻撃を受けに回る時間帯も多く、選手たちはボールを回され、消耗していくばかり。今季初先発となったFW高橋泰も、11試合ぶりに先発のピッチに立ったFW岡本英也も殆どシュートを打つことができないなど、攻撃の迫力は感じられなかった。ただ、仕切り直しとなった後半は、立ち上がりから足が止まったG大阪を尻目にゴールチャンスを作り出す場面も。残念ながら決定力不足に泣き、ゴールをこじ開けることはできず、逆にいいリズムの時間帯にオウンゴールで失点をしたことでペースダウン。その状況に手を打つべく終盤、MF松浦拓弥やFW吉原正人などを投入したが、彼らも殆ど見せ場は作り出せず。4試合続けて無得点で試合を終えた。
今節の結果により、G大阪は3連勝で首位・柏との勝点2差にして4位をキープしたのに対し、福岡は対照的に3連敗。またしても勝点を積み上げることは出来なかった。
以上
2011.08.08 Reported by 高村美砂
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