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8月7日の試合終了後の海野一幸社長、佐久間悟GM兼新監督(共に甲府)記者会見コメント(11.08.07)

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●海野一幸社長(甲府):
「先ほど三浦(俊也)監督から退任の話が出たと思いますが、かなり前から話し合っていました。福岡(第2節、7月2日)に負けたときから話し合っていましたが、もう少し様子を見ようということで新潟(第4節、7月6日)に勝ち、清水(第3節、7月9日)には負けましたがいい試合をし、G大阪(第5節、7月16日)に勝ったのでそのまま行こうと考えていました。しかし、その後はヤマザキナビスコカップを含めて連敗し内容もよくなかったので神戸に負けたあと三浦監督と細かく話をしました。
その中で経営側から言うと、製造業は商品を作りますが、(Jリーグの)チームの価値というものは多くの皆さんに試合を観てもらって応援してもらっているので大きく2つの価値があると思います。一つはチームの魅力で、もう一つは選手の魅力です。(甲府は)予算の少ないクラブの割りには、佐久間GMの尽力もあっていい選手が揃っています。しかし、チームの魅力は勝たないといけないが、勝てなくても魅力のある戦い方が一つ。昇格を果たした内田一夫前監督を代えてまでもJ1では守備をしっかりとして戦わないとJ1に残留・定着することが出来ないという判断で守備の構築に定評のある三浦監督を招聘してやってきたが今日の段階で失点が39で、40の福岡と変らない失点の多さ。守備を固めるべく招聘した監督でこういうことになって、内容もよくない。いろいろな話をする中で三浦監督が責任を取りたいということで、何度か役員会を開いて検討してきた結果、監督交代も止むを得ないという決断に至りました。早い段階から後任監督の人選に努力してきましたが、16位のチームということで火中の栗を拾うような方はなかなか見つからず、チームのことを良く知っていて選手の獲得に尽力してきてくれた佐久間GMに残りの期間を暫定監督としてやってもらうことになりました。佐久間GMには諸々やってもらわないといけないGMとしての仕事があって、そのなかで監督をやることは大変だが選手をよく知っているだけに残り試合を全力でやってもらいたいとお願いしたところ引き受けて貰えるということで次からは佐久間GMに指揮を取ってもらうことになりました」


●佐久間GM兼新監督(甲府):
「歴史ある甲府の監督を任されることになりまして光栄と言いたいところですが(厳しい現状の)今はそういう気持ちになることは出来ません。今シーズンはJ1に定着するチーム作りをするために三浦監督を招聘しました。今まで100%の努力をしてもらったことに感謝したい。しかし、なかなか失点を減らしたいところが減らないということで、今日の試合を含めて厳しい順位、戦いとなっています。だが、今日もゴール裏のサポーターの皆さんが最後まで歌ってくれています。このサポーター、スポンサー、県民の皆さんの想いを自分が背負ってJ1 残留のために力を尽くしたいと思っています。今年のチームは私自身が編成をしています。私自身に責任があるということを受け止めているのでその責任を背負って最後まで戦いたい。明日から監督になりますが、サッカー人として全力を尽くして戦っていきたい。どんな結果になるか分かりませんが、これまで甲府を支えてくれている多くの方々の期待を最後まで受け止めて戦い、J1に残留することが私の使命だと思っています。来年に繋がるチームにしたい」

Q:佐久間監督の目指すサッカーとは?
「三浦監督が築いてきたものを大きく崩すつもりはありません。この段階で新しいやり方を導入しても選手がパニックになる可能性もあります。(三浦スタイルの)細かい部分を修正してやっていきたい。具体的なシステムは恐らく4−4−2を中心にして4−2−3−1、4−3−3を試合の中で変化させながら対応していくことになると思います。また、ビルドアップからボールポゼッションをやっていきたい。守備ではボランチ、ストライカーを含めてもう少しコンパクトなゾーンを形成してやりたいと考えています。前からプレッシャーを掛けて行くというよりは、ハイプレッシャーゾーンを作ってボールを奪ってからカウンターを仕掛けていく。(攻撃では)アグレッシブにゴールに向かうことを求めたい。コンビネーションのトレーニングは今以上に必要だと思います。前線のタレントが比較的豊富なのでブラジル人選手やハーフナーらの特徴を活かしていきたい」

Q:三浦監督が成功できなかった理由は?監督選考で適性や選手の質や特徴との相性などを読みきれなかったのか?
「三浦監督がどうであれ、去年の内田監督はゾーンの要素を取り入れてくれました。三浦監督にはコンパクトなゾーンを形成して何が何でも守備力を高めて勝点を取りに行くサッカーをやってもらいたかった。これは三浦監督云々ではなく、(甲府を応援してくれる)山梨全体の雰囲気かもしれないが、前からボールにプレッシャーを掛けないと引き分けてもネガティブなことを言われることもあるので、そことは三浦監督が葛藤している部分はあったのかもしれないです。私からすれば、そういう部分を含めて三浦監督が今までやってきたメンタリティを含めて受け入れられなかったのかなぁという印象もあります。選手の部分では最後の最後まで守備的なボランチを誰にするのかという部分で、秋本倫孝選手が京都に移籍したことが誤算となりました。フジネイに関しては攻撃的なポジションの選手なので私の中では大きな問題ではなかった。守備的なボランチでどうやって攻撃を組み立てるのか、攻撃を跳ね返すのというところが上手く行っていなかったと思います。守備の形というか、マイボールにする時間がないと今のJ1では厳しい」

Q:もし残留できなかったときの責任は?
「私自身は甲府の役員であるということと、海野社長に進退を預けてスタートすることを約束して出てきました。厳しいプロの戦いなのでどうなるか分かりませんが、今日の時点で言えることは確率論から言うと大宮で監督をやったときよりもはるかにハードルが高いと思っています。しかし、今の時点では残留することしか考えていないので最後まで力を尽くしたい」

以上
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