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【J2:第3節 岡山 vs 熊本】レポート:岡山がJ昇格後初の4−0スコアで勝利。リバウンドメンタリティを発揮できなかった熊本は3連敗を喫す。(11.08.07)

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8月6日(土) 2011 J2リーグ戦 第3節
岡山 4 - 0 熊本 (19:03/カンスタ/5,455人)
得点者:46' 竹田忠嗣(岡山)、70' 久木田紳吾(岡山)、73' チアゴ(岡山)、90'+3 ストヤノフ(岡山)
スカパー!再放送 Ch185 8/7(日)後00:30〜
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今年初の顔合わせとなった同期監督の対決は、岡山に軍配が上がった。

岡山は左のワイドに出場停止あけの小林優希を、熊本は2トップの一角に6試合ぶりの出場となる宇留野純、またCBにはガンバ大阪から移籍したばかりの菅沼駿哉と、チョ ソンジンという90年生まれの若い2人を起用した。前半、熊本はラインを高く保ち、パスをつないだ。一方、岡山は引いてカウンターからチャンスを作ろうとした。熊本の守備はやはり手堅く、岡山が一手多く掛けようものなら、すぐにスペースは埋められた。しかし岡山の守備も堅かった。ボランチ・千明聖典は何度もパスをカットして奪い、前につなぎ、危ないシーンにはストッパー・植田龍仁朗が安定感のある巧さを見せた。

互いにミスも多く、膠着した前半の戦いを指揮官はこう見ていた。岡山・影山雅永監督は、「安パイのプレーを続けていても、打開はできない」。熊本・高木琢也監督は、「押し込むシーンが多かったにも関わらず、これは岡山のペースだ」。

後半開始と同時に、熊本は最初の交代カードを切り、宇留野に代えてファビオを入れた。しかし立ち上がりのプレーが落ち着く暇もなく、「どこかで動かないと勝てない」と話していた岡山・竹田忠嗣がゴールを決める。臼井仁志のクロスを相手DFがクリアし、そのこぼれ球を拾った竹田は、「コースはDFの足の間だけ、左足で左に入れるイメージで」思いきり振り抜いた。

この先制点は岡山に流れを引き寄せたが、熊本もファビオのシュートで揺さぶりをかけてくる。ゲームを決定づけたのは、69分に投入された久木田紳吾が、交代直後の70分に決めた追加点だろう。ゴール前でチアゴがトラップして落としたボールを、ボレーで決めた。これがファーストタッチ。その見事なゴールに、メインスタンドもスタンディングオベーションを送った。そして3分後には、ストヤノフの蹴ったCKをチアゴが頭で合わせて駄目押しのゴール。さらにアディショナルタイムには、ストヤノフが「彼にしか出来ない、スーパーなシュート」(影山監督)で4点目を決めた。

熊本は前の週の湘南戦では、引いた相手に対して攻めあぐねたが、この日も岡山を相手にというより、自分たちを相手に戦っていた印象だ。

無失点に抑えた岡山については、2人のシャドーの選手についても触れたい。影山監督は最近よく、臼井仁志と石原崇兆の守備を口にする。「後ろの選手はかなり助かっていると思う」と。ストヤノフは自身のゴールについて、「チームとして相手を揺さぶった後のゴールだったことがすごく良かった」と話したが、「チーム」という言葉には、臼井、石原をはじめ、先週怪我からの復帰戦を飾った田所諒、地道なトレーニングでパフォーマンスを上げている一柳夢吾や、まだ自分はやれる、と意気込む選手も含まれなければいけない。チーム全員で、相手を揺さぶっていく。これを、これからの岡山の戦い方にしたい。

以上

2011.08.07 Reported by 尾原千明
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